MENU

白州 蒸留所30周年


2003年6月24日に発売されたシングルモルト、白州15年(蒸留所30周年)。
詳細はサントリーニュースリリースNo.8457を参照ください。

香り
レーズン、ピーナッツバター、アルコール消毒。
やや男性的な雰囲気を隠している白州蒸溜所樽出原酒15年を
思い浮かべる、シェリー樽原酒の雰囲気。

味わい
「そうか43度か」と気付く、口当りの柔らかい、滑らかな優しさ。
シェリー樽由来のややビターなチョコレート。軽く酸味があって、意外にドライ。

加水後の味わい
熟れたバナナの甘さ、皮の苦味も見事に表現されている。
そしてミルクチョコとビターチョコ。杉の木材のような上品な香り。
パイナップル様の酸味が少し主張。
ドライな感じは変わらないが、加水も中々良い。

後味
コーヒー様のビターに変化し、適度に残る。

総評
加水して味わう内に、このモルトの秘めた複雑さに気付いてきた。
ブレンデッドモルトのならではの複雑味なのか、
それとも原酒の持ち味なのかは分からないが、
シングルモルトとして遊び心を持ったボトルに仕上がっていると感じた。

美しさを感じる上品な仕上がりだと思う。
限定品だけに、二度と出会えないのが惜しい。

#白州

この記事を書いた人