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シングルモルト駒ヶ岳  ボイジャーエステート・ワインカスクフィニッシュ Bottled in 2021


本坊酒造コメント
マルス信州蒸溜所で蒸留、バーボンバレルで3年以上熟成したライトピートモルト原酒を、
西オーストラリア州マーガレットリバー地域で高品質ワインを生み出すワイナリー、
ボイジャー・エステートワイナリーのフラッグシップワイン
「MJW」カべルネソーヴィニヨンに使用した3つの空樽で、セラー入り口に近く温度の低い場所で
15ヶ月追加熟成(フィニッシュ)した特別なシングルモルトウイスキーです。

魅力的な淡い薔薇色に色付き、ぶどうやザクロなどのフルーティーな香りが調和し、
滑らかな口当たり、果実味を感じられる味わいで、旨みと甘みのバランスがとれた
心地よい余韻を楽しめる1本に仕上がりました。

https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_voyager_estate_wine_cask_finish_bottled_in_2021/

香り
マルスのホワイトオークらしく力強い酒精。
チェリー、ザクロやローズヒップティーの甘酸っぱいが香り、
バレル由来の白い花、バナナやバニラの甘い香りに
快いレモンの酸味と、麦の香ばしい穀物様を感じる。

味わい
ラズベリーやレモンの甘酸っぱさが口に広がると
少し焦げ気味のビスケットの様な穀物の旨味に、
ブドウやメロンの果肉と果汁の甘さ、種のタンニンを感じる。
そして少しずつ生姜の辛味が出てくる。

加水後
バラのフローラルな香りが開く。
赤ワインのタンニンと言っても良いかもしれない。

ローズヒップティーを濃厚な紅茶で割ったかの様な
酸っぱく苦くタンニンを感じる味わいになる。
甘味や旨味はどこへ行ったのか?

後味
可愛く顔を出す赤ワインのフローラル、ベリーの甘酸っぱさが快く残り、
肉料理を食べたくなる。

総評
熟成年数とは別のベクトルの方向の熟成があることはハッキリ分かるが
フィニッシュ前の年数の不足は否めない。
これほど美しいフィニッシュができるなら、フィニッシュ前のモルトは
8~12年前後の角の取れたモルトを期待したい。

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