私のウィスキーの楽しみ方の一つ、一緒に飲む水を変えることよる変化。
水割りは当然ですが、チェイサーの水の差だけでも私はウィスキーの表情というのはかなり変わるように感じます。
水を気にしているバーの方もおられますが、店としてこだわってこの水にする!という形が多く、例えその水がスコットランドから取り寄せていたとしても、飲むボトルによって注ぐ水を変えるような気遣いのあるバーというのはあまり聞いたことはないのですが、さてどのくらいあるのでしょう。
家飲みでは、好きなボトルに好きな水買ってきてを手軽に合わせることが可能です。
せっかく自由な家飲みですから、こういう手軽な工夫で変化を楽しんでみると面白いと思います。
私が水注目したのは、以前記載した「アルコール感」を強調する水があったことです。更に言うと緩和する水、干渉しない水があるとも言えますね。
そうそう、採水地についてちょっと面白い例があったので上げておきます。天然水の有名所として皆さんも御存知のコカコーラ社の「森の水だより 日本アルプス」、サントリーの「天然水<南アルプス>」がありますが、これは双方とも「山梨県北杜市白洲町」が採水地です。コカコーラ社の方の具体的な採水ポイントがよく解らないので、もしかしたら水系が違うの為なのかも知れないですが、同じ採水地でも水の味は結構違いがあります。そして、モルトと合わせるとボトルによってはどちらも「アルコール感」を強調する場合がありました。同じ採水地表記でも全く味が変わってしまう面白い例だと思います。
加水ボトルで私が「アルコール感」を感じるものの中には、この加水に利用された水が原因というものもあるかも知れません。
あまり聞いたことはないですが、ほぼ同一のボトリング時期で、同一樽で、同一のアルコール濃度に加水されているけれど別の水というボトルと更にカスクストレングスがあったら飲み比べて見ると水の特色がモロに出て楽しそうです。今丁度ボトラー間で共同購入された樽というのがボトリングされて、ウスケバBlog内でも紹介されていますね。
ロングモーン 33y 1976-2009 51.3% CaskNo.1098 リフィル・シェリー・バット。
ウイスキーエージェンシーとスリーリバーズの双方から出ているヤツです。こういうシェアでそんな試みをしたら、各ボトラーのセンスが試されて個人的には面白いと思う(この樽は勿体無いという人が多そうw)のですが・・・。まあ、逆にもとの樽の個性を壊すとも言えますから、カスクストレングスの方が素直といえば素直ですし、水によってブレンダー?が最適と思うAcl濃度が異なるかも知れない事も考えるとなかなか難しいと思いますけれど。。。
はい!そういうわけで手軽に家で実践です!w
私自身が「相性の良い水」と思う判断基準は、まず「アルコール感」が好きではないので、これを感じにくい水。
そして元々感じないボトルの場合は、その中の好きな要素が引き立つ水が大体「相性の良い水」となりますかね。
人によっては「アルコール感」が好きな人もいると思います。そうなると、私が「相性の悪い水」と思う水がその方にとっては「相性の良い水」となりますね。
うーむ・・・書いていて良い悪いという表現は良くない気がしてきました・・・。見る方による好みをパッと見で否定したくはないんですよね・・・私が相性の悪い水と思った組み合わせも試してみて欲しいので。
こういう所が家で妻とあーだこーだ言いながら飲んでいる時と異なるのですね。相性の良い水だけ書くと割りきっても良いのですが、一応もう少し表現を考えてみます。。。
この「水」にかんしてもうまく記事に盛り込めると面白いと思っておりますが、ウィスキー以外のとある趣味の物への相性も考えて、最近は決まった銘柄が多いのと、6本単位でまとめ買いする関係上一定期間は同じ水になりがちかもしれません・・・。
ただ一応、このBlogをきっかけにあまり好みでなかったボトルの攻略方法として色々手を伸ばしてみようと考えてはいます。やっぱり何かきっかけが無いと自分が好む組み合わせに走りがちなのでw
#水について