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★Scot蒸留所巡り HOW TO DRIVE 編

このへんでスコットランドでの運転方法をまとめます。

当然のことながら、主要なレンタカー会社が空港にはあります。海外でのレンタカーの利用は至極簡単。
国内で日本語予約ができ、予約表を提示するだけ。

返却も鍵入れにキーを返すだけで、何もチェックが有りません。
逆に言えば、借りる時に諸条件をきちんと確認しておく必要があります。
ガソリンは満タン返しが良いですが、満タン返却しなくとも、後でガソリン代込みで請求されます。

運転は日本と同じ右ハンドルの左側走行。メーターはマイルとキロの両表示です。

ヨーロッパはマニュアルが普通。オートマ希望者はその旨を「再三に渡り」要望の事。
オートマ自体が少ないため、準備されない事もあるとか、、、。

リバースの位置も日本とは異なります。シフトの裏側に引っ張る部分があり、これを引きながらリバースに入れます。
普通にギアチェンジしただけではリバースに入りません。

欧州はキリが頻繁に発生しますので、フォグランプやバックランプの操作が必要。
車種によって操作方法は異なります。長旅ですので、徐々にボタンの解釈を行いましょう。

給油は自分で行います。種類は「UNLEADED=無鉛」「DIESER」の2つのみ。
「UNLEADED」には稀に「プレミア」などがあって迷いますが、安い方を入れればOK

給油メーターには、給油量と単価が表示されます。給油番号を受付で申請すると精算されます。
今回の旅では5回ほど給油しました。全てカードでの支払です。

当然のことながら道路標識は全て英語。この程度の英語が分かれば十分です。
フェリー乗り場などはデザインで分かりやすい。

日本人に初めてなものに「ランナバウト」があります。ランナバウトに近づくと予告があります。
ランナバウトは右側優先。右から車が入ってこなければ進入OKです。

これは小さなランナバウト。周囲が見渡せるので、進入しやすく目的の道へも行きやすいです。

一方こちらは巨大なランナバウト。道路の真ん中に森のように中心部が鎮座しています。
まさに、グルグル回る事になります。

ランナバウトは阿吽の呼吸的な部分もあり、慣れるまでは不安かもしれません。
しかし、至極便利な機能で良く出来た仕組みです。

一般道は制限速度が有りません。みんな100kmぐらいのスピードで飛ばしています。
そんな中、重要なのがこのマーク。街中に近づくと、必ずこのようなマークがでて来ます。

その意味は「この先の制限速度は50マイル」という意味。街中だけはしっかり制限速度があります。
私はこの看板を深夜見落とし、警察のお世話になりました。

道路は全て番号管理されています。これから行く先の道路番号を控えていれば、迷う事は有りません。
都市名より道路番号をしっかりメモしておくと、走行が楽になります。

特に今回は都市部を車で回る事が殆ど無いため、番号さえ分かればカーナビなど必要有りません。

道路標識は英語が基本ですが、ハイランド地方や島ではゲール語も表示されています。
英語が白字で、ゲール語がオレンジです。

ゲール語を見かけるようになるとスコットランドに来ていることを実感します。

どんな小さな田舎道でも必ず道番号が記載されます。ちなみにM=高速道路、A=国道、B=県道
的な区分と思えば良いでしょう。Bはシングルトラック(単線)なので走行に注意が必要です。

信号と言えば、都心に少し有るだけ。幹線道路は全てランナバウトが信号代わりです。
逆に、幹線道路にある「橋」などは単線のため、必ず信号があります。

学校などが近くにある場合は、道路を標識が塞ぎ、複線であっても単線になります。
初めは通行止めかと思いましたが、慣れれば至極理に叶った仕組みです。

横断歩道には道路脇にこのようなポールが立っています。先端部分は点滅する仕組みになっています。

めったにありませんが踏み切りもあります。スコットランドでは踏み切りは「一時停止してはいけません」
踏み切りの信号が点滅しない限り、そのまま通過できます。

逆に一時停止すると後ろの車に追突される危険がありますので、ご注意下さい。

センターラインに沿って埋め込まれたシグナル。車のライトが反射される仕組みですが、殆ど機能していません。

スコットランドは羊の国。このような標識を良く見かけます。

羊が道路に居るのは当たり前。運転には気をつけましょう。

Cattle gridは島でよく見かける看板。この看板の先には、、、、

道路にこのような仕組みがあります。羊はこの部分を跨ぐ事ができないため、放牧には丁度良い仕組みです。
雨の日などは、この上を通過すると滑るので注意して下さい。

よく見かける標識シリーズ。この先右コーナー有り。

500ヤード先くねくね道。

頂上付近見通し悪し(と言うより、頂上先は全く見えません)。

9月ぐらいでは、20時近くでも外は明るい。サマータイムに高緯度なので、日本に比べ2時間程度違いが有ります。

アイラ島では、運転していると相手から挨拶されます。
このあいさつですが、定番の仕草はハンドルの上で指を立てるスタイル。

これで挨拶になります。
覚えるととても気持ちが良いです。

後は「慣れる」だけですね。基本は日本と同じなので、運転はすぐ慣れると思います。

では、楽しいドライブを、、、、

#2010 夏 Scot return

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