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★Scot蒸留所巡り ORKNEY-STONE 編

雨足が一段と激しくなってきた。SCAPA蒸留所を去る頃にはまるで台風の様子。
こんな状態で果たしてSTONEは見学できるのか?

いやいや、STONEのためにこんな北端まで来たのです。
見学しましょう。触れましょう。癒されましょう。

まずは外気を確かめる。まあ程程ほどの寒さ。それより風が強い。
横殴りなので、傘は使い物になりそうも無い。

半袖・短パン・サンダルという格好に上だけ雨合羽を羽織る。
この服装なら、ずぶ濡れになってもすぐに着替えられます。

さあ、勇気を振り絞って外に出ましょう。
こんな馬鹿な事をしている人は私しか居ません。

というか、周囲には殆ど人が居ませんので、独占状態です。

OrkneyのStoneは、フェリー乗り場があるストロムネス(Stromness)の近くにあります。

最初に登場するのはwatchstone。湖の間を一本の道が通っている。
その道の袂に、門番のようにStoneが立っています。

孤高の存在。ちょうどこの先にStone-Circle Ring-of-Brodgerがあります。
まるでBrodgerの門番のような存在です。

元々は大きなサークルの一部だったようです。

その手前にあるStenness。
これも元々はサークルなのですが、今では一部しか残っていません。

鋭角で独特の形状は、明らかに意図的に削られた意匠です。
果たしてどのような目的が有ったのでしょうか。

このような構図も、いとも簡単にできてしまいます。不思議な形状と並び方です。

ますます風が強くなってきましたが、このまま見学を続けます。
一旦車に戻り、車でRing-of-brodgerへ移動。

Ring-of-Brodgerは小高い丘の上にあり、遠くからでも形状が良く分かります。
す、す、すごい。

見事に円状に並んだ石群。あまりに巨大すぎて、目の前のものが信じられません。

サークルを構成するそれぞれの石は非常に薄い。
一部の石は剥離防止のためコンクリが打たれていました。

円周上にきちんと並んだ石ですが、おおよそ1/5は崩壊していた。
崩れ落ちた石や倒れた石は、元に戻さず倒れたままにしておきます。

しかしながら不思議な形状の石が多いです。
ARRANやISLAYなどのStanding-Stoneに比べ、意匠が個性的で豊かだ。

明らかに人工的な工作過程を経て立てられている事がわかる。

ゆっくり見学し、楽しい時間を過ごしました。

さあ、フェリーに乗ってMainlandへ戻りましょう。
今日は久々のベットでしたが、興奮して眠れそうも有りません。

#2010 夏 Scot return

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