肝心の蒸留所がなかなか登場せず、すみません。今回はARRAN島のSTONE編です。
アラン島と言えば、やっぱりSTONEです。STANDING-STONEは読んで字のごとく、
「立つ石」です。今から5千年前に、ある目的でこのような石が立てられました。
その目的は宗教的な意味合い、戦場の跡、目印など多々の解釈が有りますが、
はっきりしたことは分かっていません。
ここアラン島にはスコットランドの四大遺跡となる Machrie-Moor があります。
今回はこれを目指します。
早速フェリー乗り場近くの道路沿いにSTONEがありました。
STONE好きでも見落としてしまいそうな情景ですが、立派な年月の経ったSTANDING-STONEです。
その近くの私有地にあるSTONE。
広い草原の中にニョキっと2本立っています。草の緑とSTONEの対比が美しいです。
アラン島はこのようなワインディングロードが多々あります。走っていると気持ちが良いです。
9月はヒースが満開の時期。とても良い香りと共にピンクの花が咲き乱れています。
目的の Machrie-Moor へのアプローチ。このような農道を2kmほど歩きます。
入り口の柵をこのような階段が跨いでいます。この先あちこちで見かけますが、とても便利です。
農道は羊のウ○チだらけで、足の踏み場が有りません。気をつけても踏んでしまいます。
しばらくあるくと、見事なSTONEが見えてきます。この辺は予告編みたいなものです。
小高いところにあるので、海からの眺めも良かった事でしょう。
さらに歩を進めると、目的の Machrie-Moor が見えてきました。
Machrie-Moor は STANDING-STONE です。何も無い野原に忽然と立っています。
まるで動き出しそうな、明らかに意図がある意匠です。
奥にも3基の STANDING-STONE があります。近くには STONE-CIRCLE もあり、この付近は昔から
宗教儀式の行われた場所出ることがわかります。
しかしながら、これら STANDING-STONE の本当の意味や目的は分かっていません。
何も無い野原の真ん中に、5000年近く立っています。不思議な存在です。
Machrie-Moor の近くの小高い岡ある先端がとがったSTONE。Auchagallon という名称が付いています。
このSTONEは海の近くにあり、海から見た時の目印だったのかもしれません。
いずれにしても、見れば見るほど不思議な存在です。
今回の旅行では蒸留所と共に、このようなSTONEを沢山巡ってゆきます。
さあ寄り道はこのくらいにして、ARRAN島の目的であるARRAN蒸留所へ向かいましょう。
#2010 夏 Scot return