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ウィスキーの小瓶2

なぜ、ウイスキーの小瓶を収集していたのか?
それは、瓶やラベルが綺麗だったからである。

緑や黄色、透明であればウイスキーの琥珀色、
黒い瓶もそれなりに存在感がある。
カティーサークやホワイトホースの小瓶は、特に格好良かった。

綺麗な小瓶を机に並べ、それを見ながら、ラジオを聞きながら、
勉強をして(宿題をこなして)いた。
 
やがて、自然に酒(アルコール)の味を覚えた。
学生時代は、ビール、日本酒そしてウイスキーを飲んでいた。
ウイスキーは、僕らの世代にとって比較的身近な酒だった。
当時、カルバドスやグラッパ、
あるいはワインなんぞを飲んでいる学生は、
かなり少数派だったはずだ。
 
当時、学生にとってサントリー・オールド(いわゆる「だるま」)や
リザーブなどは高級品で、
ジョニ黒などは定価1万円以上もする「狂気の沙汰」でしかなかった。

学生が飲めたのは、トリスやレッドなどだった。
それらを飲んだ後
翌朝目が覚めると、
頭を学校の技術室にある万力(まんりき)で
締めつけられているかのような二日酔いになった。
 
 
西口のロサ会館にセントラルパークという店があり、
東口の「60(巣鴨プリズン跡地)」にはバイカルという店があった。

そこで飲んでいたアルコールは間違いなくウイスキーだったのだが、
どんな銘柄だったのかは思い出せない。
瓶やラベルの銘柄と、中身が同じだったのかどうかも、
今となっては知るよしもない。
 
この頃はまだ、チューハイやサワー、
つまり焼酎ベースのカクテルが一般的で無かった時代である。
 
八海山を初めて飲んだ時は、感動した。
まるで、水のよう……フルーツの香りのする水(日本酒)。
 
やがて、日本のアルコール(酒)には、
余計なものが混ぜられていることを知る。
少しずつ、大人になるということか!
 
ビールにはコンスターチ、
日本酒には醸造用アルコール、
ウィスキーには?

ニッカによるサントリー批判が正しかったかどうかなんてことは
僕にも関心がなくて、
CMはインパクトがあればいいし、
ウィスキーは旨ければ文句なし!
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http://www.youtube.com/watch?v=xtiHYquglHM

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