MENU

今宵の一杯「ポーラー・ショート・カット」 東京・渋谷「BAR Legacy」吉川厚史さん

「ポーラー・ショート・カット」 吉川さんレシピ
ダーク・ラム(ロン・アブエロ 12) 15ml
ホワイト・キュラソー(コアントロー) 15ml
チェリー・ブランデー(ヒーリング チェリー リキュール) 15ml
ドライ・ベルモット(ノイリー・プラット ドライ) 15ml
 
ステアして、カクテル・グラスへ注ぐ。
 
ダーク・ラム、ホワイト・キュラソー、チェリー・ブランデーと重い素材が3つ入っていて、ステアで仕上げるカクテルとしては難しい一杯ですね。ドライ・ベルモットのみ冷蔵で、あとは常温のものを使用します。
 
ステアはゆっくり始めて、徐々にギアを上げていく感じでしょうか。僕の考えですが、最初からトップスピードで混ぜると素材が混ざりきらないと思うんです。ただ単に混ぜるのでは、混ざりきれずにかなり重くドシッとしたカクテルになってしまいます。
 
最初に強烈な香りが立ちますが、ステアしていくと素材が馴染んだ香りに変わる瞬間があります。それが、仕上がりのサインですね。しっかりと練り込んで空気を入れれば、香りは立ち上がってきます。
 
ステアの練習で何杯も作った、初心を思い出させてくれる大切なカクテルです。
 
 
BAR Legacy
東京都渋谷区渋谷3-22-11サンクスプライムビルB1-B
03- 6427-2122
 
【ポーラー・ショート・カットのスタンダードレシピ】
ダーク・ラム 15ml ホワイト・キュラソー 15ml チェリー・ブランデー 15ml ドライ・ベルモット 15ml
 
ステアして、カクテル・グラスに注ぐ。
 
「北極圏を最短距離で飛ぶ」という意味の「ポーラー・ショート・カット」。1957年、スカンジナビア航空がコペンハーゲンー東京間の北極回り航路開設を記念して開催したカクテルコンペで優勝した作品だ。
 
 

#今宵の一杯~スタンダードカクテル~

この記事を書いた人