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秩父蒸留所(テイスティング編)

さて、次はテイスティング編です。工場見学が終わり、事務所兼ビジターセンターに戻ってきた我々一行を待っていたのが、左からニューポット、秩父最長の2年物、ヘビリーピーテッドのニューポットという試飲3点セットと・・・ 


自由に試飲できるモルトの数々!!!す、凄すぎる。。。さすがにこんなには飲めないなぁ・・・なんてつぶやきながら、顔は気持ち悪いほどニヤニヤしている自分がいました。しかし、イチローズモルトもラインナップがすごい事になってきましたねぇ・・・全然追っつかないなぁ、と思っていたのでここぞとばかりに飲むことに。  


まずはMWR。とりあえず生!、ならぬ、とりあえずミズナラ!といった感じで。贅沢な話です。。。


カードシリーズからスペードのクイーンです。美味かったなぁ・・・ 


続いてワイン樽。真っ赤です。独特の甘さ。ただし、タンニンはそんなに感じられませんでした。


シングルグレーン川崎。1976のほうです。(値段の高い方!)出たときは衝撃でしたね。神奈川に蒸留所があったなんてみたいな。実は辻堂にあるメルシャンの藤沢工場にグレーンの設備があるとかないとか聞いたことがありますが、どうなんでしょうかね。いまでもやってるんでしょうかね。


ピーティッドモルトを使った原酒です。まだ製品にはなってないサンプル的な物らしいです。


これもカードシリーズからハートの2です。カードシリーズはみんな色が濃いですね。何か素人臭いコメントですいません。(素人なんですけどね。)カードシリーズはスペックがよく分からないもので。っていうか調べてないもので。ただ、美味かったことは間違えないですよ。はい。


23年です。芳醇すぎます。羽生、やっとけばよかったのに・・・羽生の原酒のいくつかはまだ笹の川酒造にあるそうです。イチローさんの家の造り酒屋が倒産して他社に渡り、そのときの在庫であった原酒をその会社は捨てようとしていたところをイチローさんが買い取ったのがイチローズモルトの始まりです。なんかウィスキーを捨てようとした会社って今頃涙目なのではないでしょうか?いい値段で売れたのにねぇ。まぁその会社が持っていれば、いまの秩父蒸留所は無かったわけですが。


カードからダイヤの8です。カードはようわからん!でも、うまい!それでいいジャン。うまけりゃウンチクなんていらんのよ。と、ウンチクを散々書いてきた私が言っても説得力ないですね・・・


上記の他にも33年なんてのも飲みましたが、写真を取り忘れました。。。他にもとにかく色々飲みました。帰りは同行のみなさんといつどこで分かれたのか記憶が定かでないほど飲みました。。。

でも、特に秩父のニューポットは美味いですね。蒸留の際にヘッドの部分を結構削っているらしく、ニューポットに特有な荒々しさ、イガイガ感が余りありません。これらの不快成分は樽熟していく過程で無くなっていくのですが、秩父はあえて蒸留の時点でそぎ落としているそうです。それだけハーツの部分が少ないわけで、だからニューポットでも十分美味しいのだと思います。これらが10年寝たら・・・なんか空恐ろしいですね。見学してますます期待が膨らみました。そしてますますイチローズモルトが好きになりました。近い将来、山崎、余市とならんで秩父がマーケットを席捲しているのが目に浮かびますね。またチャンスがあれば是非行ってみたいと思います。

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