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CAOLILA 1982 (THE CINNAMON CLUB)

昨日、東府中のとある酒販店を紹介して頂いたお礼を言いたいと思い、BAR桂に伺ったのですが、その際に試飲させて頂いたカリラです。(試飲といっても、ジガー位の量があったのですがw)ロンドンにあるTHE CINNAMON CLUBというレストランのオリジナルボトルだとか。ABV60.2%、188本というボトリング。20年以上寝ている割には、アルコールが落ちてないですね。特にシングルカスクとも書いてなかったようですが、188本ということから、その可能性もなきにしもあらずですね。

なんだかスペック的に素性のはっきりしないカリラですが、飲んでみると凄い!ちょっと前までよく見かけたOBのカリラカスクのフレーバーをより強調したような味です。フェノールの臭いと苦み、バーボンの甘さ、穀物の甘さ、そしてフルーティーさが津波のように押し寄せます。特にフルーティーさは一部の航空機エンジンにあるアフターバーナーのような立ち上がり。「排気ガスに含まれる酸素や熱まで使い切ってやるぜ!」ではないですが、舌の上の味蕾の全て、吸う息、吐く息にまんべんなくどっしりとしたフレーバーが乗っかってきます。全ての香りや味がいちいち濃厚。これだけ美味いカリラは久しぶりかもしれません。加水しても全く腰は折れず、バーボン由来の甘さが強調され、チョコレートの苦みもでてきます。カリラのお手本のような味。これはおすすめです。

#whisky and whiskey

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