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SCAPA 16年(Douglas Laing OMC “BIG STAMP”)

昨日は白楽のラディーへ行ってきました。僕が日頃から行くバーの中で、新年の挨拶に行っていないバーの一つでした。入店後さっそくマスターに新年のあいさつをして、Hot Whisky Toddyから始めました。昨日は寒かったですからね。マスターの計らいで砂糖なし。いいねぇ~こういう気遣いは。レモンにクローブが刺さった少々オリエンタルな感じのトディーでした。


その後、モルトを数杯飲んだのですが、今回取り上げたいのがこのスキャパ16年。ダグラスレインのオールドモルトカスクシリーズのなかでもジャパンインポート向けに詰めたいわゆる”ビックスタンプ”といわれるものです。スキャパはオフィシャルの現行品も16年なので、このボトルがとりわけ長熟というわけでもないのですが、カスクという珍しさがあります。実は封切だったので全体的にしっかりしているというか、少々カッチリした印象でもあったのですが、それでも十分おいしかったです。

アタックにピート。そしてオレンジ、パン、シナモンというスキャパの模範解答のようなフレーバーが次々に現れます。マスターはロールケーキと言ってましたが、確かに甘いクリームも。一つ一つのフレーバーが濃くて認識しやすいですね。フィニッシュは結構あっさり。

実はスキャパに関しては家飲み用の常用ボトルがあるほど好きなので、これは僕にとってうれしいボトルですね。ビックスタンプはそんなに高額でもないので、買おうか迷ってしまいました。(っていうか今でも迷い中・・・)

しかし、スキャパを飲むたびに同じオークニー島のハイランドーパークとここまで違うかという驚き、戸惑いをいつも感じます。同じ教室にいても成績がオール7のハイランドパーク君、体育と美術が10であとは6とか5といったスキャパ君といった感じでしょうか。ここではどちらが優秀かという議論は不毛であり、どっちも好きですという回答が十分正解に値すると思います。

スキャパはオフィシャルもボトラーズも秀逸。オークニーといえばハイランドーパークばかり注目されていますが、もっともっとスキャパにも光が当たってしかるべきだと思うんですけどね。シーバスさんにはもっと頑張ってもらいたいと思います。

#whisky and whiskey

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