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BRM402青葉300km本栖みち 敗走そして後悔

今年初のブルベに参加してきました。オダックス神奈川から今年分かれたヴェロクラブランドヌール青葉が主催する300km。最初から結果を申しますと、惨敗、敗走。なんだ、お前偉そうなこと言っててチャリで300kmごときも走れないのかって?今回は仰るとおりと言わざるを得ません。
今回のコース。青葉~津久井~山中湖~河口湖~本栖湖~下部温泉~身延~内船の往復。


集合は朝の5時に青葉区の大場かやのき公園。写真は空の色が飛んじゃって露出オーバーになってますが、実はまだほとんど真っ暗の状態です。自宅から自走で1時間弱かかるので4時過ぎには家を出ました。起床は3:30。こういう時だけは何故か早起きできるんですよね。しかし前日は21時に寝るつもりがチャリのメンテが終わったのが22時。その後、興奮して寝付けず、結局寝たのが24時を回っていたような・・・まさしく小学生の遠足の前日状態でした。

スタート会場では5:30よりブリーフィング、車検の後6:00に順次スタートとなりました。今回の車検ではヘッドライトは2つ、反射タスキはダメで反射ベストを強制、またヘルメットの後にもテールライトをチェックされます。普段の装備よりもかなりレギュレーションがあがっていました。というのも、計画停電の影響でトンネル内が減灯されており、かなり暗いとのこと。実際走ってみたらびっくりするほど真っ暗で恐怖を感じました。もちろんこのレギュレーションは事前に通達されており、全車パスした模様です。


ブルベにはいくつかのチェックポイントがあります。チェックポイントのことをPC(Point de Controle)といいます。言葉からも分かるとおり、ブルベはフランス発祥の競技なのです。日本でのPCは主にコンビニが設定され、そこで何か物を買い、レシートに刻まれた時刻をもって通過タイムとなります。写真は第1PCのセブンイレブン津久井青野原店。道志みちを数㎞走ったところにあるお店です。ここまでは全然余裕だったんですけどねぇ・・・各PCでは足切り時刻が設定され、その時刻前に各PCを通過してゴールできればOKという競技がブルベです。順位(早いか遅いか)はありません。順位の記録もしていません。走りきった者が全員勝者。一定の距離を一定の時間内に走れるかどうか、ブルベはそれだけの競技です。今回は300kmでしたが、長いものになると、四国一周1000kmとか、札幌~宗谷岬~襟裳岬~札幌の1200kmとか、ロンドン~エジンバラ~ロンドンの1400kmなんてのもあります。ところで、ここは酒のブログでしたねぇ。PCのCはAOCのCですよ、と一応お酒に触れておきます。(AOCはワインだけじゃないですけどね・・・)


第1PCから約35km地点の山伏峠です。ここまでほぼずっと上り。実はこの時点で両足のふくらはぎと太股が同時に痙攣を起こしていたのですが、G女史からもらった「攣ったときに飲め」と言われた即効性のある漢方?を飲みながらごまかしてなんとか登りました。実はこの時点でもうやばかったんですよね。今年に入ってすぐに仕事が繁忙期に入り、ほとんどまともに自転車に乗ってない人間が40kmに渡る標高1100mの山登り。今考えると無謀だったんですよね・・・左に雪が積もってますが、それだけ気温が低いのです。しかし体全体が熱かったので逆に気持ちがいいくらいでした。


山伏峠を越えるとすぐに山中湖です。この日は見事に晴れており、富士山がばっちり見えました。こういう景色を見ると疲れがぶっ飛びますね。っていうか富士山が綺麗に見えた時は何か得したなと思っちゃいますね。日本人のDNAには富士山が綺麗に見えたときには興奮するような塩基配列が組み込まれているのかもしれません。


さらに走って河口湖、そこからだらだら上って下りて本栖湖へ。ここ
でも富士山がばっちりでした。しかしすでに満身創痍。

ここから本栖みちを一気に下って下部温泉、身延と自転車を進めたのですが、第3PCに来ると足の痙攣と腰の激痛がいかんともしがたい状態になり、来た道を戻るのは危険と判断。主催者に電話をかけてDNF(Do Not Finish)を宣言しました。ここからチャリをバラして身延線に乗って富士駅に行き、再度チャリを組み立てて新富士駅へ、そこから新幹線で新横浜へ行き、新横浜から自宅まで自走して帰ってきました。

ブルベで154km、自宅~スタート地点、新横浜~自宅まで各約15kmとするとこの日に走った距離は約180kmでしょうか。消費カロリーは約5,000kcalとサイコンが表示していました。

実を言うと今になってDNFしたことに後悔しています。というのも新横浜~自宅間を結構快調に走れたこと、次の日になってみると筋肉痛などの体の異変がほとんど無かったことです。たぶん気力の問題だったのではないかと。満身創痍の状態で本栖から下部温泉まで本栖みちを下っていくうちに帰りにここを上るのか・・・とだんだん気が萎えてしまい心が完全に折れたのが最大の原因だと思います。とか言っても次の日になって第3PCできちんと休めば何とかなったのではとタラレバばかりを考えてしまう。。。全く情けない。体を鍛えるのはもちろん、絶対あきらめないという心も再度鍛える必要があると実感しました。

次のブルベは6月に申し込んでいます。登戸~直江津の300km片道ブルベです。次こそリベンジしたいと思います。毎週末は山攻めだー。と、思っていたら3/26に無期限延期となっていた200kmが4/23に開催決定との通達が。こ、これは完走しないとねぇ・・・

#cycle

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