段々と市川のバーの居心地が良く思えてきたGIANです。
今日は特に予定もなく、会社から出てきた。東京駅前のOAZOにある丸善で雑誌を覗く。
そういえば、まだWhisky Worldの最新号を買っていなかったなあ。
一緒に「東京カレンダーMOOK The Bar」も買う。ウィスキーやバー関係の雑誌はついつい買ってしまう。これも立派な酒の肴である。
帰宅の電車に乗り込み、Whisky Worldをめくっているとやはり飲みたくなってしまう。必然的にJR市川で下車。ちょっと時間が早いので、軽く食事をしてからバーBAGUSに向かう。
私の好きな形のドアノブに手をかけ、ドアを開く。5mほどの廊下の向こうにカウンターが見える。そして、バーテンダーとマスターが迎えてくれた。
食事の後なのでビールでのどを潤す。そしてモルト、目についたのはSpringbank Founder”s Reserveの黒16年である。1stや2ndリリースのものとは比べられないが、オフィシャルのバンクよりはうまいと思う。4thリリースのゴールドは手に入れてあるもののまだ飲んでいない。自分のを開ける前にどこかで飲んでみたい。次にはオフィシャルのバンクをお願いしたところ、10年ものながら、陶器のブックボトルを出してくれた。10年ながら在りし日のスプリングバンクである。花の香りとフルーティな香りが広がり、フィニッシュにはバンクのブリニーな味わいが残る。次にはバンクつながりということでロングローを所望。これも10年だが、少しオールドなものを出してもらった。ラベルは同じだが、リリース時期が違うらしい。初期ボトルと少し新しいもの。ハーフで飲み比べてみた。初期ボトルの方は、スモーキーだがスィート、しかしドライに変化してパワフルさを感じさせる。もう一つの方は、パワフルさはなくマイルドな味わい。おもしろい対比だった。余興で宮城峡とアランのニューポットを頂いた。宮城峡は麦焼酎、麦の香りが特徴的だが麦臭いという感じ、代わってアランはずっと滑らかなでフルーティ。改めてアランを味わってみる必要があるな、と思った。
いい気分で酔ったので、最後はカクテルにした。ビトウィーン・ザ・シーツ、私の思い出のカクテル。どう思いでなのかは聞くだけ野暮である。
実に居心地の良いひと時、私の隠れ家的なバーになりそうである。
#バーホッパー