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スコ文研テイスティング

 木曜日は飲まずにテイスティング会に備えたGIANです。

 昨日は大変な一日でした。

 仕事が終わり、テイスティング会に行こうと出先からタクシーに乗りました。「外苑西通りのAPAHOTELの前まで」といったはずでした。車中でちょっと居眠りして、「つきましたよ」と言われて慌てて降りました。目の前には確かにAPAHOTEL。でもどうも外苑西通りではない。ここはどことうろうろしていたら六本木通りの標識を発見、そっちへ歩いてみると目の前に見えるのはなぜかアマンド。そう、降ろされたのは外苑東通りのAPAHOTEL六本木の前、僕が行きたかったのは外苑西通りのAPAHOTEL南麻布の前なんだー。

 歩いて行けないことはないが、時間がない、それに暑い。結局タクシーワンメーターで移動して、スコ文研へ辿り着きました。

 さて、本題のテイスティング会。今回は、The Whisky World vol.17に掲載されているアイテムから6種。(下の写真には5本しか映ってません。)

①Glenmorangie Aster 57.1% (写真:右から2番目)
②Glenfarclas 1994 58% 白木商店オリジナル
③Springbank Founder”s Reserve 16yo 46% (写真:左から2番目)
④Glen Scotia 1999.7.23-2007.2.46 45% (写真:一番右)
⑤Longrow CV 46% (写真:一番左)
⑥Longrow The Tasting Room 61.5% (写真:真ん中)

 6アイテムのうち、印象深かったのはやはりアスター。華やかな香りは、デザイナーズカスクならではのものでしょう。白木商店オリジナルのグレンファークラスもシェリーものとしては秀逸な一品。ほとんどイオウ系のにおいはしませんでした。後の4本は、私としては可もなく不可もなくという印象でしたね。

 アスターについて土屋さんがいろいろ話してくれましたが、まずデザイナーズカスクのスペックは、①オーク材はミズーリ州オザックの北斜面にあるもの、②24か月の天日乾燥、③ジャックダニエルで4年間熟成、④ヘヴィリーチャーではなく遠赤外線によるトーステッド、の4つでした。北斜面の木は年輪が詰まっているので樽材としての質が高い。天日乾燥は、熟成時に感じられる青臭さが除かれる。遠赤外線によるトーステッドは、ヘヴィリーチャーよりも木質の変化が深い。これがスペックの理由だそうです。しかし、このスペックが決まったのは最近で、フルスペックのデザイナーズカスクで熟成を始めたのは今年から、ということは今回リリースしたアスターはまだ完成形ではない(完成度80%くらい)らしい。特に天日乾燥は18か月だそうです。

 因みに、今回スコ文研で飲んだアスターは、土屋さんがラムズデン自ら手渡されたファーストバッチのアスターだそうです。

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