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SMWSハイランド特集

昨日は久しぶりにSMWS(スコッチモルトウィスキー協会)の試飲会に行ってきました。最初は試飲会があることすら知らなかった(HPをチェックしてなかった)んですが、練馬のバーでM氏に会い(→記事参照)、試飲会に誘われ訳です。その後でSMWSのHPをチェックしハイランド特集ということがわかって面白そうな試飲会だと思いました。

試飲会の場所は、ウィスク・イーのオフィス内にあるサンプルルーム、最初はSMWSのオフィシャルバーのあるパークホテル東京でやる予定でしたが、サンプルルームへ行くのは初めてだったので、こちらも楽しみの一つとなりました。山手線田町駅を降りて徒歩10分くらい、すこし遅刻しましたが、まだ2アイテム目ということですぐに臨戦態勢へ突入です。
今回の試飲アイテムは全部で12、これを2時間で試飲しようというのですから、あいかわらずSMWSはハードです。まあ、試飲する程度の量なら10種類くらいは軽くこなす方がほとんどという濃いメンバーですから、だれも文句は言いませんでした。私を含めて...
まずは、12アイテムの情報と一言コメントを記載します。

Code 13.36(Dalmore) 17yo(1988-2006) 59.3%: 「お茶とマーマレード」
 >>>紅茶、オレンジマーマレード、ブランデー
Code 16.21(Glenturret) 17yo(1980-) 54.6%: 「新鮮なバナナと海のリンゴ」
Code 19.39(Glen Garioch) 19yo(1985-2005) 54.0%: 「花の絵画」
 >>>シェリー&パフューム、最初シェリー樽の香りに隠れていたパフュームがだんだんと際立ってくる
Code 26.35(Clynelish) 21yo(1983-2004) 56.7%: 「スモーキー、ジャム、ウィンタージャスミン」
 >>>ピート、クリーム、少し塩素。柔らかい甘さとアボガド
Code 28.07(Tullibardine) 14yo(1990-2004) 56.6%: 「大麦のブラウントーストと蜂蜜」
 >>>麦、トーストしていない食パン
Code 59.31(Teaninich) 21yo(1983-2005) 56.6%: 「燃えた木からでる小さな煙」
 >>>華やかで複雑、花の香り。透きとおった甘さからスパイシーに変化
Code 62.14(Glenlochy) 26yo 52.8%
 >>>ワクシーでフルーティ、軽い感じだが、余韻は長い
Code 66.20(Ardmore) 20yo(1985-) 54.1%
 >>>ピート、松やに、トフィー。ボディは厚くないが甘い余韻が残る
Code 77.12(Glen Ord) 18yo(1987-2006) 58.4%: 「優しく親しみやすい」
 >>>草、バター
Code 87.08(Millburn) 21yo(1983-2005) 53.7%
 >>>麦、バクダン(お菓子)の甘さ、少し溶剤、フィニッシュはドライに
Code 102.12(Dalwhinnie) 15yo(1982-) 62.8%: 「お菓子のタバコと本物のタバコ」
 >>>モルティ、糖蜜、メロン、15年で62.8%とは度数が高い。度数が上がったのか?
Code 123.02(Glengoyne) 8yo(1996-2005) 56.7%: 「ハイランド境界線の旅」
 >>>SMWSで2年間シェリー樽に詰め替えた。8年の割に度数が低い。

12アイテムの中で、個人的にはダルモアとクラインリッシュが好み。参加者の人気投票(一人2票)では、1位アードモア、2位ティナニャックでした。ホテルではなくサンプルルームでの試飲会とあって、アットホームなムードでしたし、M氏の軽妙なトーク(私との先週のバーでの一件がネタになりました)で場も盛り上がり、試飲が終わってもモルト談義はつきません。SMWSではないんですが、ウィスク・イーでは、軽井沢蒸留所(現在はキリンが所有)のモルトやイチローズモルトの海外向け販売をしているようです。キリンはウィスキーにはあまり興味がないのでしょうか。軽井沢はモスボール状態です。また、ウィスク・イーでは、Raymond Ragnaud(レイモン・ラニョー)というグランドシャンパーニュのシングルコニャックを扱っており、その18年ものを飲ませて頂きました。シングルコニャックではポール・ジローが有名ですが、このレイモン・ラニョーは香りはコニャックというよりブドウそのものに近いフレッシュな香りで、味わいも軽い感じで飲みやすい(12杯のハイランドモルトの後ですから)コニャックでした。試飲会の一番の収穫はこのコニャックかもしれません。18年もので小売価格は一万位ということですからリーズナブル、早速購入して飲んでみるつもりです。

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