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口説きのグラッパ

写真はある居酒屋さんのトイレに飾ってある言葉。トイレに携帯持っていくなんてどんな悪いことしてんだか。余談ですが、昨日買った洋服に着替えようとして、トイレでタグを焼き切ろうとライターの火をつけたら警報が鳴りました。トイレ内で警備員に警告を受けたのは初めてです。


私はよく一人で飲んでいて、多くの誤解を受けます。それは『女一人で飲んでるなんて寂しいからだ。押せばお持ち帰り出来る』
飲み慣れている人であればなんとも思わない女性一人飲みですが、未だにこの考えはあるようです。(その他に『マスターに惚れてる』これもよく言われますが、バーテンダーとしては惚れてます。)

一緒に飲みませんか、これ自体は私は嫌じゃないです。お酒は好きだし、笑っていればそれは楽しい。こんなチンピラの私で喜んでもらえるなら、その場だけは楽しくお話したいなと思います。

が、私が許せないのはカッコだけでお酒を頼んだりすること。私が飲んでいるものがあまりにハードリカーなため、同じくらい強いものを頼んだりされるわけですが、お願いだから無理しないでと言いたいです。

グラッパが出てきた時に、「ああいつもこれで酔わせてるのかしら」と思ったわけですが、わりに強めだけれど香りもよく、私はおいしく味わってました。すると『これ飲ませておいしいって言った女ははじめて』と彼らは驚いていました。
『酒じゃ、男には負けん』と言い放って空のグラスを置く私。正直、「これから僕の家に」と言うよりも、私はお酒をそういう手段に使うのが嫌なんです。好きなお酒ならまだしも、自分達はたいして飲めもしないのに。

その後
マスターが私の分だけをチェックせず、あれ?なんでかな?と思ってるうちに彼らをにこやかに送り出しました。「いや、まだ清算してないから店から出ないで」と。結局のところマスターがうまくかわしてくれたわけです。彼らは私が同席した分のお金を払ってくれてるんですが、それに気付いたのは彼らが帰った後でした。

#お酒と人と 春酔ver.

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