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テイスティングはやっぱり難しい。

 昨日、練馬のバーへ一ヶ月ぶりに行った。ここのバーで企画しているモルトラリーに参加しているので、それを目当ての練馬詣でである。
 全部で40回あるモルトラリーのセットであるが、それも今回で18回(いや18セット)目でアイランズ、北ハイランド、南ハイランド、ローランドときて東ハイランドの最終回である。地域のテイスティングが終わるごとにブラインドテイスティングクイズがあり、蒸留所を当てればショットサービスとなる。これまで3回チャレンジしてあたったのは1回だけ、今回18セット目をテイスティングした後に4回目のブラインドクイズにチャレンジした。

 18セット目のテイスティングをしながら、今日は結構鼻が効くかなと調子よくテイスティングコメントを埋めていき、これなら今日のクイズもいけるかなと楽観視していた。ということでブラインドクイズへチャレンジ!
 シェリーっぽいかな、でもエステリーでフルーティでバーボン樽のニュアンスもあるし、スパイシーだし、酸味もあるし・・・。 以前記録したテイスティングコメントを読み返しながら記憶を手繰る。いまひとつ以前のテイスティングコメントとは合致しないがこれかなというものでファイナルアンサー! しかし、残念。

 いまひとつ納得いかなかったので、間違ったボトルとクイズのボトルをワンショットずつもらい、自分で書いたコメントを見ながら、再度テイスティング。比較してみると自分のコメントがあながち間違いでないことがわかり納得。要はワンショットだけで、絶対的なテイスティングするのはやっぱり難しいということ。たくさん飲んで香りや味の違いを感じて、記憶するしかないんだなあと思う。
 後、色も大事。バーの明かりやカウンターの色にまぎれてしまうとモルトの色は正しく把握できない。練馬のバーには小さいスタンドがあって、そこで色を確かめられるのだが、これまであまり色は気にしていなく記録もしていなかった。クイズが終わった後で結構色がヒントになるんですよと言われ、そうだなと思った。色によって、使われた樽の素性や熟成年数を予測する事ができる。

 さて、ブラインドで撃沈した後は、気分を変えてバーテンダーにお奨めを聞く。バーボン樽がいいなといったところ。ロングモーンのバーボン樽物が出てきた(キングスバリーのハンドライティングシリーズ)。ロングモーンというとファーストフィルのシェリー樽の印象が強く、バーボン樽は初めてかもしれない。わくわくしながら味わう。バーボン樽由来の甘いバニラ香が強く感じた。甘味が強い(ちょっと強すぎ気もした)が確かにロングモーンのイメージはしっかりと感じられた。最後は、カリラのカスク物(ウィスキーエクスチェンジ)で締め。トータルで9ショット、我ながら飲みすぎたなーと思いつつ帰路についた。

#バーホッパー

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