MENU

スコ文研:定期テイスティング

2005/07/01 07:00PM~ スコ文研にて

スコ文研にて定例のテイスティング会に参加した。本日は、珍しいアイラエール4種とゴールデンカスクシリーズ4種である。

まずは、エールから。土屋さん曰く、「これはただの飲み会」。
Finlagga Ale 3.7%
 ベルギービールを思わせるフルーティな香りと甘さがある
Black Rock Ale 4.3%
 あんまり特徴を感じなかった。ということはす一っと飲めたのかな。
Saligo Ale 4.4%
 独特の酸味、土屋さん曰く「ウオッシュみたいだ」。確かに発酵後蒸留前のウィスキー(ウォッシュ)の酸味と香りがする。ビール党にはこの香りはわかんないだろうなあ。
Dun Hogs Head Ale 4.4%
 真っ黒いエールです。チョコレートのような香りがする。飲んだ後、グラスに残ったのはエールとは思えないにごり方をしていた。

こんな感じでエールを飲み干しました。ビアテイスターから言わせると雑味が多くてとてもビールとは呼べないそうだが、アイラウォーターで作ったビールのどこが悪いんだとスコッチ党は反論するに違いない(実際、みんな操思っていた。特に付いちゃ三は...)。

さて、本番のテイスティング会の方は、おなじみMcduffのゴールデンカスクシリーズ。今回のアイテムは以下の4種。
1 MILTON DUFF 1994-2005 10yo 56% CaskNo.10607 BottleNo.45/278
2 TAMDHU 1994-2005 10yo 61.3% CaskNo 241 BottleNo.56/317
3 LONGMORN 1990-2005 14yo 54.5% CaskNo.LN23 BottleNo.178/225
4 MACALLAN 1992-2005 12yo 56.8% CaskNo.9622 BottleNo.166/291
どれもリフィルのホッグスヘッドだろう。
では、テイスティングコメントを。(点数はスコ文研形式)

1(総合79点:アロマ7点+フレーバー6点+フィニッシュ6点+バランス6点=25点)
バランタインのキーモルトであるミルトンダフは最近のモルト不足シングルモルトとして出てくることは珍しい。 モルト不足は量だけでなく質にも影響を及ぼしており、最近のバランタインの質の低下が懸念されているようだ。
香りは、鼻に抜ける甘さが心地よく、加水するとよりフローラルになる。飲むと甘さがドライに変わるが透明感のある感じである。しかし加水するとダレてしまうようだ。

2(総合81点:7+7+6+7=27点)
フェイマスグラウスやダンヒルのキーモルトでマッカランやグレンロセスと同じエドリントングループに属する。ここではノンピート麦芽を作っており、同じエドリントングループのハイランドパークなどにも供給している。
オイリーで透明な甘さやフルーティさを感じる。加水するとオレンジリキュールのような香りがはっきりする。味わいは甘く、スパイシーで加水してもダレないが苦味が残るのが残念。

3(総合84点:8+8+7+7=30点)
相変わらずロングモーンにははずれがない。ナッティでココアのような香りがするかと思うと加水してフローラルに変化する。程よい甘さと旨味が交じり合っている。フィニッシュが短めであるのが残念と言える。

4(総合85点:8+8+7+8=31点)
ロングモーンもそうだが、これくらいメジャーな蒸留所になってくるとゴールデンカスクのありがたみが薄れていくような気がする。香りは非常にモルティでいい甘さであり、得点としても他から見ると高いのだが、感動とか驚きはない。

以上が定例会のアイテム、その後マッカラン1948の回し飲みやTWW誌の話題に華が咲いたりして時が過ぎていった。
スコ文研定例会が散会した後、S氏はイニッシュモアへ、私はいっしょに出てきた方3名(すいません名前忘れました)と広尾のパブで反省会、私は締めにマッシュタンへ...

#イベント

この記事を書いた人