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酒屋さん探訪:Sake Shop Sato

仕事ではいつも、「要件は、的確かつ簡潔に」 と指示している割りには、自分のブログは長々と書いているのを ちと反省。
ですので、今日は、ake hop ato さん 実店舗への訪問記を書こうと思うのですが、いきなり【まとめ】から。

  • ボトラーズ物を中心に、品揃えは山ほどある。まさに、山ほど。ネットショップに掲載されているのはほんの氷山の一角。
  • ほとんどのボトルには値段の表記がない。これはきっと「値段からボトルを選ばないで」というお店からのメッセージでは!? だからと言って、他店と比べても高くない。
  • 大阪・梅田からだと、思いのほか近い。
  • 夜は22時までと遅くまで開いているのがうれしい。
  • お店の方が親切。
ake hop ato さんは、モルト好きをわくわくさせてくれるお店である

-以上- 

・・・ということで、お時間のあるかたは、以下の長ったらしい訪問記もご一読いただければと。

私がちょくちょくお邪魔する何軒かのバーのマスターにモルトの仕入先を伺うと、必ずその名前が挙がる Sato さん。 けれど私は、あまり足の向かない方角だったせいもあり、ホームページだけを見て「ん~、わざわざ行かなくても・・・」と手近な酒屋さんで済ませてしまっていましたが、それ、間違いでした。

Sato さんへ電車で行く場合、JR大阪駅に隣接する阪急電鉄の梅田駅から宝塚線に乗って約15分、岡町駅が最寄り駅です。そこからお店までは徒歩で10分ほど。初めて行くときは、駅からお店までの道がちょっと分かりづらいかも知れません。私は、ホームページにある地図を印刷して持って行ったのですが、実際の岡町の駅は地図の上のほうにもうちょっと長いです。間違って、古墳のある公園のほうへと遠回りしてしまいました。

お店は住宅街の中を走る広い道に面しており、外観はいかにも昔からある酒屋さんといった感じ(酒販免許の要件緩和以降に増えている、コンビニや郊外型大型店舗に押されながらもがんばっている酒屋さん、のイメージです・・・失礼!)。

が、扉を開けてお店の中に入ると、そこには驚愕の光景が!!

(テレビのバラエティ特番なら、必ずここでCMが入りますicon10

幅一間の中量棚にして4、5本分ほどのスペースに、シングル・モルトのボトルがずら~っと並べられています。数にして、2、300種類といったところでしょうか。それも、ボトラーズ物を中心に、普段は見かけない、少なくとも、酒屋さんの店頭に並んでいるのを私はあまり見たことがないボトルばかり。オフィシャルのボトルも、長熟物やレア物がいっぱい。 モルト愛好家にとってはシャングリ ラ・・・全部飲めるわけではないですけど。

興奮を抑えつつボトルの1本1本を見ていたら、お店の方から「奥まで手を突っこんでもらっていいですよ。みなさん、そうされますから」と声をかけられました。良く見ると、棚の奥のほうにあるボトルは、手前のボトルとはまったく別物。 ふつう、陳列棚ってどこでもそうだと思うのですが、手前から奥へと同じものが列になって並べられています。が、Satoさんのお店では、ボトルは棚にお構いなしに置いてあるだけ(失敬!)。

・・・ということは、お店にあるボトルは1000種類近くあるということになるのでしょうか。
まさに、icon12宝の山icon12ですわ。

私も、もちろん、片っ端からボトルを手にとって見させてもらいました。
が、残念なことに、ほとんどのボトルには価格が表記されていません。もちろん、お店の方に尋ねれば教えてもらえるんですが、さすがにあれもこれもと尋ねるのは憚られます(と言いつつも、私は10本近く尋ねました)。これは、値段は二の次にして、まずは飲みたいボトルを選んでください、という配慮なのだろう、きっと。

たまたま私がお邪魔した日だけだったのかもしれないんですが、ボトルが並べられた棚の前には無造作にいくつかのダンボール箱が置かれてありました。ボトルを見るのに足元がちょっと邪魔だなぁ、と思っていたんですが、そのダンボール箱の中を覗くと、ここにもボトルが。 箱に張られたままになっている配達伝票からすると、新入荷のボトルなのでしょうか? DEWAR RATTRAYのボウモア15年がまとまって入っていたのが印象的でした。

2時間ほどあれこれ見せていただいた後、迷いに迷った挙句、ザ・ボトラーズのクライヌリッシュ16年を買いました。 

で、帰ろうとすると、お店の方が車で駅まで送ってくださると。
そのアットホームなお心遣いはほんとうにうれしかったです。
送っていただいた車のなかで「ネットショップのほうには載っていないボトルが山ほどありますね」と話しかけたのですが、やはり、ネットショップに載せるだけでも大変な作業だとのこと。確かに、私もこのブログを始めてからボトルの写真を撮るようになったのですが、一本撮るだけでも大変ですから…無粋なことを言ってしまいました。

ちなみに、茂木さんが紹介されていたボウモア37年も、並行物ですが売ってありました。
でも、もしも万が一にも、これを読まれている方で、正規品をお求めの場合は、
是非、↓↓↓のリンクからお願いします。


それにしても、思い立ったときに行ける距離にSatoさんがあるのは、かんなり幸せなことだなぁ、と帰り道の電車の中でしみじみ思いました。

#リカーショップ

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