そう言う訳で、琥珀色のシェリーカスクといえば、
グレンドロナックを思い起こす訳で、
ご無沙汰しているCLUBへ、
GLEN DRONACH 1972の37年物と18年物の、
追加納品を持って出掛けたのだ。
ついでにいえば、バイヤー的には、
今年2010年上期のベストチョイスは、
この1972だという気持ちは変わらないのだが、
ひと月ほど前旅先で、
・・・ちょうどこの辺りで、ケータイが突然鳴った。
――はい、バイヤーです。
――ああ、KAWATAです。いまサッポロ。
昨夜ドロナックの60年代ボトルが在ったので、分けてもらったから。
――それは楽しみですね・・・。
夏雲を海面に映した、穏やかな噴火湾沿いを、
振り子特急スーパー北斗号は快走している。
バイヤーも連結部で斜めになりながら、
理事長の電話を受けていたのだ。
こうしてCLUBでは、すっかりドロナックがトレンドであったが、
季節は過ぎてゆき、
また新たなボトルの登場が楽しみな頃となったのだ。
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