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■キルホーマンとことしのダービー


――近所の住宅街の一角に緑地があって、
新緑の林いちめんに、
オオバナノエンレン草が咲き誇っている。
あいにくの小雨だけど、
「雨に咲く花」も鮮やかで趣がある。

何処かで見覚えがあるとおもったら、立て看板に、
この花は、北海道大学の紋章にもなっています。
なんて説明されていた。

それにしても寒い日が続いて、
ことしも北海道の夏は、冷夏の予感。

天候は寒いけれど、日曜は熱いダービーだ。

ここ数年、サラブレッドも牝馬の強さが目立ったが、
今年は、その分を取り返すように、強い4歳牡馬が揃って、
これから熾烈なライバルとして、
熱いドラマを繰広げるのがいまから愉しみだ。

走って見なくてはまったく判らないが、
バイヤーは、前評判の高い、
◎ルーラーシップを応援しようと思っている。
対抗に同厩舎のヴィクトワールピサ。
そして前走日本レコード勝ちのダノンシャンティ。
無敗のペルーサ。
アリゼオ・リルダヴァル・レーヴドリアン・・・。

多彩な若駒たちの、出馬表を眺めていると、
モルトなら「キルホーマン」を思い出した。

若くて力強い熟成感としかもバランスを兼ね備えたこの豊穣なモルトも、
すでにサラブレッドのような大きな可能性秘めた味わいを、
われわれの前に顕わしはじめている。

遅ればせながら、
CLUBの棚のキルホーマンを是非味わってみてください。

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★この、アイラ島でもっとも新しい蒸留所キルホーマンについては、
【2008年4月24日付けのRYU’S CLUB NEWS「アイラモルト入門」から】
ついでに「アイラモルトの歴史」リストを貼り付けておきます。

(■無しはIslay”s “lost” Whisky Distilleries.)

■1   Bowmore  創業1779 
■2   Ardbeg    創業1794
 3   Daill      創業1814
■4   Lagavulin   創業1816 
 5   Octomore   創業1816
 6   Bridgend 創業1817
 7   Scarabuss  創業1817
 8   Bridgend  創業1818
■9   Laphroaig 創業1820 
 10   Ballygrant  創業1821
 11   Tallant 創業1821
■12   Port Ellen 創業1825 (1983 Closed)
 13   Lossit      創業1826
 14   Mulen Dry   創業1826
 15   Lochindaal   創業1829
 16   Ardenistle   創業1837 1836?
■17   Caol Ila  創業1846  
 18   Freeport     創業1847
 19   Kildalton     創業1849
 20   Islay    ?  創業1852 
■21   Bunnahabhain 創業1880 
■22   Bruichladdich  創業1881 
 23   Malt Mill     創業1908
 24   Newton   創業1819
 25   Aredmore     創業1817 (Lagavulin2)
 26   Killarow      ?
 27   Glenavullen   創業1827-32
 28   Octovullin     創業1819-19
 29   Upper Crgabus 創業1841
 30   Torrylin     ?
■31   Port Charlotte 操業2007(ブリュックラディで操業開始)
■32   Kilchoman 操業2005

(参照:H.Charles Gray「Scotch Whisky Industry Record」等による)

#■MALT WHISKY

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