ひと気ない公園の樹々が、12月の夜を彩っています。
木の葉を踏みながら、散歩道を遠回りしてみたい。
なんて思っているうちに、季節は変わり、今年も過ぎてゆきます。
カレンダーの余白の書き込みを、
いつになく用心深くなぞったり、
本棚の隅から古いＣＤを取り出して、
懐かしい音楽とか聴きたくなるのも、この頃なのです。
――そうだ飲み忘れたワインでも開けるか。
Pont de Gassac Rouge
MOULIN DE GASSAC 2007 まあ、いっか。
流れる曲は、「ミラボー橋」・・・。「時は過ぎてゆく」・・・。
金子由香利。・・・なつかしいな。
■IL EST TROP TARD (Georges Moustaki/古賀力訳)
眠っている間に 夢見ている間に
時は流れ 過ぎてゆく
子供の頃は もう夢の中
時は時は 今も過ぎてゆく
あなたの愛に 溺れている間に
時ははかなく 過ぎてゆく
お前は可愛い あの言葉も
あなたさえも 今は遠い夢
眠っている間に 唄っている間に
自由な時は 行ってしまった
戦いの中 傷つきながら
時は時は 今も過ぎてゆく
それでも私は 歌に生きる
それでも私は 愛に生きる
私は唄う あなたの為に
時は時は あまりに短い
眠っている間に 夢見ている間に
唄っている間に 時は過ぎてゆく・・・・。
#■ＭＵＳＩＣ