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■これもBOWMOREあれもBOWMORE


・・・バイヤーはこうして、
今年も旨いモルトの恩恵に預かり、
CLUB会員の皆様の、寛大なココロに深く感謝致しております。

量より質の、上質を求めて、
ベツにインターネットのブログとか、お取り寄せとか、
まして雑誌とか、専門誌とか、ほとんど見るわけでなし、
また、酒屋さんをうろついている訳でもないのですが、
数あるボトルの中から、テキトウに選んだものに、
ことしも大ハズレする事なく、無事役割を果しました。
これもただただ、経験と勘が、モノをいう事もまた事実なのです。

あくまでも感覚的にですが、
100しかないシングルモルトの特性を、
舌と記憶に滲みこませ(ここが大事)、
その酒の寿命とか、背景の風土とか、流通のスジとか、
いっぽうでまた、この島国の近代化に酒が担った背景とか、
そこそこわきまえていれば、酒に対する分別も出来るというわけです。
(ここも大事)・・・このことが実に大切なポイントなのですが、
しかし、他の世界を知らないと、これは見えてこないし、
また一般には、多くのわれわれ消費者は、ほとんど、
ここで勘違いしているのも、また酒独特の世界なのです。

まあ、わかる方にはわかることで、
なにをグダグダ、いっているのかと言うと、
まあ、極上なモルトばかりではなくて、
大衆的なボトルを購入するのも、バイヤーの役割なのです。

そこで、「BOWMORE SURF」1Litre なのです。
「サーフ」とは、実によく言ったものだと感心致します。

ーーおいおい、言っていることと、
やっている事が違うでないの。なんて言わないで・・・。

・・・このさざ波のような、「SURF」。
遠く遥かに、かすかに、
「ボウモアディステラリー」を、
さざ波のように感じて頂けましたでしょうか。
ーーそんな感じのボトルだけれど、
これも、ボウモア。あれも、ボウモアで、
シングルモルトディステラリーの、のがれ処の無い、
製造者のご苦労も、モロに感じてしまう一品です。

どうかCLUBの皆様におかれましては、このボトルを、
お友達とかとわいわいと、質より量の有効活用していただきまして、
何かとものいりな、年末年始に役立てて頂ければ幸いです。

#■CLUB NEWS

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