■――きょうは6月30日。
暦のうえで「水無月祓」の日。
いよいよ夏がやって来るという気分だけれど、
暦の上では、すでに夏至も過ぎ、「陽」は陽から陰へ、僅かずつ傾いてゆく。
――『そんな六月の末は、「夏」と「秋」が空を行き交うということで、
夏を越す無病息災の「祓い」が各地の神社で執り行われる。
それがきょう、「水無月祓」(みなづきばらえ)。
「夏越祓」(なごしのはらえ)いともいい、
茅で造られた輪=茅輪(ちのわ)をくぐり、
夏の疫病を除去するお祓いをするのが、きょうなのである。』
・・・・・・
――去年の今日のブログを見たら、
ちゃんと調べて、そんな事が書いてあった。
■それで、今年は「水」を味わいに、
後方羊蹄山麓の京極町へ行った話。
有名な「羊蹄ふきだし湧水」を味わった感想。
「うんとても柔らかくてまろやか。さすがに有名なだけある」と感心した。
大勢の人が「ポリタンク」持参で水を汲みに来る。
この辺りでは、ペットボトルで販売されている、「美味しい水」も、
何種類あるのだろうか。
・・・この水で、珈琲いれたら美味いだろうな。
・・・この水で、ブレンデッドウイスキーの水割りもいいでしょうな。
なんて思いながら「名水」を味わいました。
でも、シングルモルトと共に味わうチェイサーには、
ちょっと、柔らかすぎますかな・・・。
それが素人の直感でした。
ふきだし口の湧水量1日8万トン。
その量は30万人分の生活用水に匹敵。
1年中6.5度前後、ミネラルの量や硬度も「おいしい水」の条件を満たす。
この水質を守るために、町民が総力をあげて自然を大切にしている。
1985年名水百選。1990年手づくり郷土賞。
1996年水の郷百選。2001年北海道遺産。
=碑文より。
■そうして後方羊蹄山の廻りをぐるり一周しました。
――後方羊蹄山。
四方八方何処からでも見えるその独立峰は、
美しい風景の背景をなし、
その頂が、手に取るように馴染んで見えているものだから、
そしていつも、この山の標高が1898米もあるということが、
だんだん不思議に思えてくるのは、
そのやさしく、たおやかな姿ゆえかもしれない。
それは、湧き水の特性にも反映されているのだ。
と今回思いました。
・・・何時来ても、爽やかなニセコの高原風景です。
#■FOOD