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■七夕祭り

8月7日は旧暦の「七夕祭り」。
ここ帯広でも、商店街の「七夕」に屋台が並び、
宵ともなると、夏休みの女の子たちが大挙、街へ繰り出して賑っています。

RYU’S CLUBでも、当番織女の、
AYAさん・AIさん・KAZUMINさん、
そしてMACKYさんが会員の皆さんの、
お立寄りをお待ちいたしております。

・・・七夕の夜には、どんなモルトを飲めばよいのか。
バイヤーのイメージするボトルは、
天の川をスペイ川に見立てて、
「マッカラン」には「アベラワー」
「ノッカンドオ」には「グレンファークラス」
「グレングラント」には「グレンロセス」
「グレンフィディック」には「モートラック」
・・・そんなところでしようか。

■ここで、ついでに「七夕伝説」の薀蓄を引用いたします。
   
   ・・・・・・・・・・
   
   「万葉集」の人麻、赤人、憶良などに七夕の歌が豊富であるのから考えて、
   牽牛織女の交会伝説と行事とは、
   奈良朝より以前に唐から伝来したことが判る。
   そして天神の娘織女には棚機を織る女を当てて、タナバタ(ツメ=津女)と名づけ、
   時にオリヒメといい、牽牛には当てる名がないので、
   男の敬称によりヒコボシと名づけた。
   それぞれ、
   こと座のα(ヴェーガ)と、
   わし座のα(アルタイル)と二つの一等星で、
   天の川を隔てて瞬きかわす印象が、中国で七夕伝説を生んだのである。
     (中略)
   ・・・それが宮中の年中行事となったのは平安朝に入ってからで、
   しだいに民衆化し、
   農村では在来からの田の神祭と合体して、
   豊作に対する信仰を伴うようになった。
   タナバタの語源を「田の端」と解く方言学者もあった。
 
       『日本の星』星の方言集 野尻抱影著 中公文庫刊 より引用。 

   ・・・・・・・・・・

いにしえからいまに伝わる物語の背景で、
ヒトの歴史のモノサシでは
星空だけは永劫不変なのだ。

夏の夜空に眼を向けると、拡がる天空の中心で、
ひと際特徴をなす「夏の大三角形」。
こと座1等星 ベガ 織女(織姫)。
わし座1等星 アルタイル 牽牛(彦星)。
そして、はくちょう座のデネブ。

夜の9時ごろでしたら、
天頂に青く輝く「ベガ」は、
古代から、人々に物語を、
想い浮かばせずには措かないほどに、
美しく輝いています。

バイヤーも夏の夜空を眺めるたびに、
サラブレッドの「ベガ」や「ホクトベガ」を思い出します。

そして、その三角形の南の空では、
先日「水」の存在が明らかになった、
「火星」が燦然と輝き、
西の彼方に目を遣れば、北斗七星の西方で輝くのは、
うしかい座のアルクトゥルス。そして、おとめ座のスピカなのです。

街の灯かりもいいですが、
あまり酔いの廻らないうちに、
たまには夜空に瞳を凝らすのも、
夏のロマンなのです。

#■OTHERS

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