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SMWS 120.5

SMWS 120.5
ソサエティの2009年クォータリー、オータム・ボトリングス。
1st-fill EX Bourbon Barrel 59.7%
1990年 17年

EX Bourbonとの事だが、本国のソサエティのパネラーが勝手に付けただけで、
特別な意味は無いとの事。

珍しく、ソサエティの日本語のオフィシャルコメントはありません。
(↓ラベルのコメントより)
The fabulous nose combines aromatic wood smoke with spare ribs in sweet souce.
Better with water, it has honey, burnt suger, orange, aniseed and saunas.
The palate has quite a bite – coconut, sweet spices with charcoal and smoke in after-taste.

香り
しっかりとしたピート香(炭、正露丸、磯の潮気)に塩素臭と、タバスコ。
酸味と辛味の強いネガティブな香り。
その中にマンゴープリンの甘味、アーモンドとゴマ油のコク、ニンニクの旨味と、
韓国海苔が隠れていて、辛味、甘味と旨味の調和が
オレンジと擦り下ろしりんご入りのバーベキューソースの様。

味わい
口当たりは辛い。
スモークがしっかり利いたはちみつとヤニ。
「炭でしょ?」という程、真っ黒に焼け焦げたパンに
はちみつをかけて噛ったかの様。

加水後の味わい
香りには、焦げる直前のビニール、塩素のネガティブな香りが少しと、
花 (特徴的なのに名前が出てこない…)が香り、
エステル香が開いて花の香りに重なって、美味しそう。

味わいは加水前に相当スモーキーだと思っていたものが、
さらに分かりやすくなり、強烈にスモーキー。
炭を砕いた顆粒を口にしたかの様。 ビターというより苦い。

どこかに白州らしい透き通った感じがあるけれど、それは結構遠くにある。

後味
焦げたオレンジの皮の苦味と酸味。
そしてほのかに香るはちみつの、フローラルな酸味。
スモーキーな余韻が長く続き、
時間の経過と共に白州らしい、針葉樹林の風が香り出す。

総評
スモーキーなモルトウイスキーを好む方の評価は良いのかもしれないけれど、
スモーキーの奥にあるべきもの(フルーティーとか、エステリーとかウッディーとか) を
楽しむ事はできなかった。

#白州

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