05年の春にモルトにはまってから、「ミズナラ樽のモルトを飲みたい!」
と欲望にかわれ、コレクターさんからSMWS 119.2を購入した際に、
友人にも付き合って買ってもらったのが、このSMWS 120.1。
定価の1.5倍程度の価格だったけれど、今、思えば
白州のミズナラ樽って、どんなに貴重な事か!
シングルモルトを飲むのは、まだ10本も無い程、
ハマり始めてわずかな時のコメントを残しておく事にします。
香り
伽羅フレーバー満載の湿った土蔵、梅酒のような酸味。
奥には昭和50年代の気高い化粧の様な香り。
味わい
コリアンダーやナツメグ様の香辛料、
スパイシーが隠れているが主張しすぎない。
奥にはウッディ、ビターチョコクッキー様の甘さがある。
加水後の味わい
若干の甘さが引き立ち。スパイシーさは消える。
全体的に薄くなったのが寂しい。
後味
伽羅フレーバーに包まれた気高い化粧香、
そして舌にはスパイスが乗り、総じて柑橘系へ。
梅雨の濡れた葉のようにしっとりと続く。
やがてクレームブリュレのような甘さが長く続く。
総評
例えようが無い、複雑な上品な香りがこのウイスキーの印象。
そして素晴らしいモルトに出会ったと感謝を覚える。
別れ際に寂しさが沸き立つ。
#白州