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MARS MALT GALLERY 1988


本坊酒造・信州工場内のみの限定発売商品
「MARS MALT GALLERY」シリーズ3本の内の1本。

今年の夏にマルス蒸溜所・本坊酒造駒ヶ岳工場へ行った際に購入した物。

オフィシャルテイスティングコメント
スペイン産シェリーの空き樽を使用した長期熟成樽貯蔵の
醍醐味がじっくり楽しめる逸品。
色は黄みの濃い黄金色。シェリーの特徴が強く感じられ、
ドライフルーツのような味わいと、
スモーキーフレーバーの余韻が心地良いウイスキーです。

香り
ライトより少し強めのピートで、色合いからは想像できない程
しっかりとシェリー樽由来のコク、酸味とフルーツを感じられる。
そこにマルス特有のフルーツが重なって、
幾つものフルーツを凝縮した甘酸っぱい香りを感じられる。
暖炉の火が消え、冬の名残と、新芽の予感がする春。

味わい
ピリリとした辛みの後、シェリー樽のせいか、ざらついた舌触りになり、
酸味の中でコクのある甘味を堪能できる。
それは黒酢&黒糖漬けのマスカット、ライチ、ビワ、パイナップルやバナナ。
そして次第に、焦げる手前の優しいカラメルやバニラも姿を現し、
フルーツとの素晴らしい調和を奏でる。
元気な夏。

加水後の味わい
マルスらしい重みが出て来る。
気のせいかストレートで感じていたフレッシュなフルーツ達が、
急に熟して、酸味の少ない、落ち着いた甘味に変わった。
実りの秋が来た。コレはコレで美味しい。

後味
甘味の反面、ドライな性質も持っている。
残るのは白ブドウの皮や種の軽いタンニン。

総評
飲み始めはピートの効いたシェリー樽原酒か…、
と個人的な印象は良く無かったが、
飲み進むにつれて出てくるマスカット、ライチやビワの
フルーツの気高い香りと味わいが何とも充実していて、満足感を与えてくれる。
ハーフショットではだめ。ぜひ1杯〜2杯は飲んで味わって欲しい。
そして春夏秋冬を飲み方で感じさせてくれる、面白いモルト。
こんな体験は初めて♪

#マルス(本坊酒造)

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