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いろいろあっても惚れてるんだよな Benriach 21yo Cadenhead Dumpy

 うん。
 バーにも、バーテンダーにも、酒卸・酒販店にも、
 もちろん、飲む側、コレクター側にも、
 いろいろあるよなぁと考えさせられる今日この頃。

 変に舞い上がることもなく、へりくだることもなく、
 あくまで自分の興味を惹かれるお酒を飲みたいという、
 そこが曇りなく貫ければなぁと。

 貫くなんて言えば、強い意志が出るから、そうじゃないな。
 むしろそんなに難しい話ではなく、
 淡々と、好きな酒を、好きな時に、好きに飲む。
 それだけなんですけどね。

 さて、今日からはBenriachを。

 うわー。もうね最近はこれだよ。
 あなた誰、私高く買えないわ。
 って、中古車センターのCMの逆版になってます。。。

 でも、時々色々飲んでます。
 やっぱり好きですからね。
 高根の花だけど、惚れたヤツだから。

 で、今日はこれ。
 ケイデン黒ダンピーです。
 1966年蒸留21年だから、
 多分以前に書いたこのボトルと同じですか。

 Benriach 21yo 1966-87 Cd-Blk-Dumpy
  優しくシトラス。
  瓶熟感しっかり。
  杏仁豆腐。
  シトラスは酸味無く凝縮感を増して。
  癖のないチーズ。
  シトラスはオレンジ優先の南国向き。
  これだけ瓶熟感があるにもかかわらず、
  ヘたりを感じさせないのは驚き。

 ケイデン黒ダンピー感と60年代ベンリアック感が、
 いい感じに(ケイデン優先ながら)混ざり合っています。
 このシリーズらしい瓶熟感バリバリの中に、
 透明感のあるシトラスが存在して、
 それらが、ネクター或は乳飲料でグリグリとまとめられています。

 これはベンリアキストの賛否が分かれるところかと思うけれども、
 個人的には、好きだな。
 少しというより、わりと。

 では、ごきげんよう。

#Benriach

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