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鋼の錬金術師? Tomatin 1976 Full Metal Dram

 季節感は妻1号と、せっせと1kgを剥いたラッキョウで、
 目にしみるほど味わいました。
 さて、程良くつかるのが楽しみです。

 備忘録的ブログは、しばらくSpringbankかと思いましたが、
 今日届いたボトルがありましたので、
 それを早速行きましょう。

 6月7日のチラリズムの解答で、
 Fulldram Whiskyclub向けのTomatinです。

 Tomatin 36yo 1976-12 49.3% The Whiskyman 
                for Fulldram, "Full Metal Dram" 
  少しの有機溶媒に載せて、シャープなシトラス。
  バニラ、新しい木材、紅茶飴の香り。
  口に含んで金柑、南国よりのオレンジ、スパイス、磨いた木材。
  上にふわりと、バニラカスタードクリーム。
  改めて喉の奥にピリッと、パッションフルーツ含みのオレンジと金柑。
  クリームは、南国の果実のねっとりを連れて。

 うん、さすがOnversnedenで92点だけあります。
 開栓から、金柑系シトラスの伸びが素晴らしいです。
 リフィルシェリーな味わいから始まって、
 バーボン樽でフィニッシュした?かの様に
 バニリックな樽木感が上辺に漂います。

 開栓ではピリッとしたシトラスの発散と
 南国を感じさせる果肉の粘性を持ったクリームが、
 まだ融和せずに分離しているので、
 もう少し時間をおいて、味がこなれてくれば抜群になるのでは?
 と、思った次第です。

 このボトル、"Full Metal Dram"と銘打たれているのですが、
 意味がイマイチ飲みこめなかったので、
 瓶詰めもとに聞いてみたんですが、
 The WhiskymanのDominiekさん曰く、
   "Fulldram meets Full Metal Jecket"
 ということで、これは難しい。
 義満将軍に「屏風の虎を退治してみろ」と言われた一休さんの様です。
 禿げ頭をぽくぽくいわせてチーンとして見ると、
 鋼の錬金術師でもなく、Kubrickの映画でもなく、

 このボトルネックの金属を、Fulldram Whiskyclubの"Full"にかけて、
 Full Metal Jacketに見立てたんだなと、そう解釈しときました。

 では、ごきげんよう。

※開栓では・・・以下表現修正

#Tomatin

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