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晴れぬ気分は開栓で飛ばそう Benriach 1976 #6942

 今日は嫁さんの実家に行ったり、
 姪っ子甥っ子に、うちの子達を遊んでもらったりと、
 家庭的な一日を過ごしました。
 そういう意味ではまったりでしたが、
 日が暮れてからちょっと長めの運転をする身には、
 強めに降る雨と山沿いの霧っぽい雲には、ちょっとうんざりでしたが。

 あ~なんだか気分が晴れない。
 金曜の夜はお外飲みに行こうかとも思ったけれども、
 往きはよいよい帰りはしんどいという気がして、
 結局お家にまっすぐ返りましたし。

 さて、こんな気分の時には何をブログにアップしよう。
 そうだね、モルトに帰ったことだし開栓で行ってみよう。
 BenriachでBatch8の1976を。

 Benriach 34yo 1976 57.8% #6942 Butt
  開栓で。
  僅かにセメダインを含んで、しっかりとしたウッド感。
  照り焼きのタレ、煮干し、紅茶、焦がした砂糖、チョコレート。
  少し革、鉄。
  深く吸い込んでようやくアルコールの刺激を感じる程に、
  濃い香りがマスクしている様子。
  干しブドウ、煮詰めたオレンジと巨峰にベリー系果実。
  ココアパウダー。塩気。
  濃いシェリーの樽感(ホントにリフィル?)と紅茶様の渋みは
  ピートと誤認するが#8795を思い浮かべると弁別可か。
  スパイシーかつ土気を感じる赤ワイン。
  非常に強い風味が口腔内だけでなく鼻抜けまでをも長く支配する。
  僅かに加水すると、シトラスを中心に感じることができる。
  しかしながら、革や味醂干し、ダークチェリーなど、
  シェリーの強い風味はしっかり残る。

 開栓から強いですね~。
 これは好き嫌いが分かれるんじゃないかと。
 Benriachらしい、或いはその1976らしいというよりも、
 食後の締めを1杯で確実に取り仕切る、
 Karuizawaの70年代蒸留に見られるような、
 凝縮されたシェリーを感じました。

 パンチを取るならストレートで、
 果実味を探すなら加水ででいう感じでしょうか?

では、ごきげんよう。

#Benriach

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