あ~、いい店ってまだまだあるんだな。
自分の狭い行動範囲では知らないだけで、
仕事帰りにちょっと寄れるところにあって、
10年をゆうに超えるお店なのにねぇ。
カクテルはさすがプロという仕事。
フードも主役のお酒の引き立て役に徹すれど、
乾きものでさびしい思いをすることのない
熱くて美味しい一品。
今回は飲みませんでしたが、ワインもいろいろいただけるようで。
これだけで、充分に成り立つお店であろうと思いますが、
なおかつ、ウィスキーが楽しめる。
価格は非常に明朗会計。
もちろん、ヤバいお酒を飲めば絶対額は上がりますが、
明細をキチンと示して下さる所からも、
提供されているものと価格とのバランスに
自信を持っておられるのがわかります。
いや、納得。
あ~なんていい店なんだ。
しかし今でさえ、行ってみたい店、通いたい店がたくさんあるのに、
これ以上増えたら私の外飲み頻度では、完全にオーバーフロー。
まぁ、ゆっくり考えるとしましょう。
え~、こちらのお店に伺ったのは、
あるお店でのやりとりがきっかけでした・・・
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さぁて、締めの一杯を選んでもらおうかなぁ~と
目を泳がせていると、ふと、右下でなんとなく視線が止まりました。
そこは、Glenmorangieがずらりと。
国分さんと付き合いが濃かったので、
その時代のものが多いそうでした。
そして、この日の締めのオーダーは、
「マスター、Glenmorangieをあまり飲んだことがないんですよ。
とりあえずこれは飲んでおこうよという、
お勧めのボトルをお願いします。」
ということに。
で、選んでいただいた一杯は、これでした。
Glenmorangie 16yo 1981-98 54.5% "Distillery Manager's Choice"
シャープにビターオレンジ。
ラムネにフルーツキャンディの様な香りが口内に広がる。
香りが去るに連れてクリームが覗き始めるが、
ピートや少し焦がしたナッツが、甘さに落ちるのを防ぐ。
果実は徐々にブドウ、青リンゴへ。
ダージリンの紅茶に玄米茶。
口内に広がる香りと柔らかな麦のバランスが、
余韻まで長く、心地よい。
口当たりはシャープだけれども、
果実、キャンディの香りの広がりと、
穏やかな麦感が、やさしく癒してくれます。
私は基本的にお奨めからいただくことが多いのですが、
何故かGlenmorangieを奨めてもらう機会があまりなく、
久しぶりにいただきました。
マスターには、
「私が一番好きなボトルは***なんですが、
今、お店には無いんですよ。
でも、***に行けば、今開いてますんで、
一度行ってみてください。」
と、ご紹介いただきました。
「私の弟がやっているんですよ~。」
って、ん?マスターの弟って?
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で、これは時間をやりくりして、
早速行かねば~と、行ってきました。
こちらでいただいたお酒はまたいずれ。
では、ごきげんよう。
#Glenmorangie