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度数は無くとも力強い Ledaig

 Ledaigはさほど種類を飲んでいません。
 なので、他と比べてどうこうはわかりませんが、
 これは、とてもすごかった。

 ピートと果実と肉っぽさが非常に高いレベルで交雑します。
 これに関しては、特にカスクで飲みたかったとは感じませんでした。
 充分に完成された出来具合かと。

 写真はボトルではなく、ミニチュア瓶にて失礼します。



 Ledaig 1972-88 43% Full Proof, Holland
  ドライなピートと度数の割にはアルコールの香り。
  磨いた木材、グレープフルーツのワタ。
  乳酸飲料とサラミを伴った切れるピート。
  口に含んではワタの抜いたシトラスの皮がシャープに。
  その内側にオイリーな口触りとワックス感。
  濡れてはいないボール紙。
  焦げたアーモンド、マッチ。
  幾分の乾燥肉、強めの塩と若干の胡椒を添えて。
  繊細かつ尖ったピートとシトラスに対比するように、
  厚みを感じさせるオイル&ワックス。
  最初から終わりまでブレない一定した味わい。
  

 これで15年?と思える完成した深い味わい。
 若干果実が紙に流れているが、肉感もあり、
 多彩な味の広がりが素晴らしい。

 何より鋭利なピートと基底にある油脂がお互いに相反しつつも
 お互いの存在を強調しあって、非常に楽しめます。

 では、おやすみなさい。

 補足:Ledaig 15yo 1980s 43% “MacNab” とのシェア品
  
  

#Ledaig

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