ボトルが届いて、
「うひゃー、やっちまったかなぁ~」
と思うような色でした。
しかし、実際の味は・・・
こんな色でもBenriach!!。
さすがです。
Benriach 39yo 1970 44.3% #2855 Hogshead, Exclusive for Taiwan
香りは若干のセメダインが鼻を突く。
そして皮をむいたリンゴ。
カルダモン、ナツメグ。
口に含んで意外にも最初に感じるのはシトラス。
オレンジ、グレープフルーツ。
干し杏、レーズン。
火を入れた木材、焦げ気味のしょうゆ。
乾燥したコーヒー。
幾分の乾物。干しシイタケ。
ザラメ+蜂蜜を溶かしバターで、下にバニラ。
グレープフルーツ勝ち気味のシトラスが、
最後まで強く戻ってきて、なかなか消えることはない。
バシバシのシェリーなのに、味の第一印象はシトラス。
そして、蜜の甘みに下にはバニラまで感じさせる。
さすがの飲みモノに仕上がっています。
ハーブを利かしたロースト肉でも、クリームソースの魚でも、
強いものを食べた後にでも、いや、そのあとだからこそ、
満足を与えてくれるだろう一杯。
それでも1975 #7007 Gomez の方が南国果実が前面に出てくるという意味で
まだ勝っていると頭の記憶が言っています。
ただ、この1970 #2855はこれからまだ良くなる余地を持っていると思わせます。
だから、このボトルがピークを迎えたとき、
1975 #7007と相対することで決着をつけたいと思っております。
では、おやすみなさい。
※加筆
#Benriach