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パワフル、ワンダフルなKaruizawa


 正直、Karuizawaを見くびっておりました。
 余市、山崎には遠く及ばないのだろうと。
 しかし海外では安く売っているので、どうしょうかなーと思っているうちに、MMAを受賞した1972が売り切れて、あらためて飲みたくなりました。
 そこで、手に入れたのが1977の#6994です。
 好き嫌いのでる味だとは思いますが、個人的には非常に素晴らしいできでした。

Karuizawa 1977 62.7% #6994
  香りからして、マッチ、燻製、鉛筆と非常に攻めてくる。
  口に含むと、香りにプラスして、さらに次の要素が加わる。
  コーヒーとチョコの香ばしさ、ブドウやチェリーのドライフルーツ、燻製のトウガラシに黒胡椒のスパイス、腐葉土、レモンかオレンジの皮&わた、とかなりエッジのある複雑さ。皮革感はあまり感じない。
  戻りも、焦がしたカラメルを伴って、太く長い。
  非常に濃いが、下品のぎりぎり手前で、非常に満足の一杯。
  締めにこれを飲めば、非常に良いのではないかと。

 実際、洗練されてはないです。
 酒は飲むが洋酒はあまり飲まない義兄には、飲みづらいとはっきり言われましたし、万人に喜ばれるものではないのでしょう。
 しかし、一杯のモルトで満足させろと言われたら、これはトップクラスではないでしょうか。

 註:
  本記事はメルシャンオリジナルラベルですが、同樽がDaily-Dramから出ております。
  KaruizawaのMMA受賞に関して、薬剤師87様にコメントをしたところ、当Daily-Dramのボトルの情報を記事にしてくださいました。
  ご参照ください。

 追伸:
  MMAの1972を飲めるバーを大阪近辺で御存じの方は、こそっと教えていただけますとありがたいです。

では、おやすみなさい

#Karuizawa

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