お昼休み、いつもの通りにネットのチェックをしていた。そこから飛び込んできた知らせは、
マイケル・ジャクソン、死す!
という訃報。一応誤解を避けるために入っておくが、このマイケルはミュージシャンではない。
スコッチウィスキーに傾倒し、マイケル・ジャクソンの名前を知り、その著書を読み、そしてさらにスコッチにのめりこんでいった。私のような方は、他にもたくさんいるだろう。それだけ、多くのスコッチファンの心をつかんだ人であった。ひげだらけの風貌、そのひとなつっこい人柄。ウィスキーマガジンライブでサインをねだったときは、快く受けてくれて、サインには決まって”BANZAI”の文字が添えてあった。近年、パーキンソン病のため、人前には出てこなくなったことは聞いていたが、惜しい方をなくしたと思う。
今日は、彼の冥福を祈りながら、ウィスキーを愉しもうじゃないか。世界のウィスキー樽から立ち上る天使の分け前も、今日は彼のために供されることを祈りたい。