SPRINGBANK 60”s SPECIAL TASTING in THE MASH TUN(2005/8/6)
目黒マッシュタンで開催された60年代のスプリングバンク試飲会に参加した。試飲アイテムは5種類
(1)1967年 34yo 40.9% HART BROTHERS
評価点:78点(=17+16+14+15+16)
○香り:フローラル、シナモン、シトラス系フルーツ、次第に樽香が強くなり甘い香りが支配的になるが青リンゴの酸味も感じられる
○味わい:程よい酸味と甘味、バンクらしい塩辛さのバランスはよいがフィニッシュは短くさっぱり系、苦味が残るのも機になる。でも十分楽しめるスプリングバンクである。
(2)1965-2000年 34yo 40.9% Douglas Laing OMCシリーズ
評価点:79点(=17+15+15+15+17)
○香り:オレンジピールや熟れすぎた果実からシトラス系、カナブン系、そして清涼感のある香りに変ってくる時間を置けばもっと変ってきそう。
○味わい:オイリーな口当たり、ドライで塩味が感じられる。最初は味わいがはっきりしなかったが、しだいに変化してくる。テイスティングにもっと時間を掛けたかった。
(3)1964年 32yo 51.5% ADELPHI(USA向け)
評価点:71点(=16+15+14+14+12)
○香り:熟成香があり、オロロソシェリーやブランデー様の香りが最初したが、次第に過熟したフルーツやシェリー樽の硫黄系の香りが支配的になりマッチの燃えさしの匂いが鼻につくようになる。
○味わい:シェリーの渋味と甘味が広がる。段々と苦味も出てくる。最近、この手のシェリー樽が富に苦手になってきた。
(4)1967-1993 26yo 46% Alte Tabakstube(Germany)
評価点:77点(=16+15+15+15+16)
○香り:甘いフルーツの香りが漂う。シェリー樽の硫黄系はない。ホッグスヘッドだろう
○味わい:5アイテムの中では一番甘味が強い。渋味も塩味もあるが程よいバランス。
(5)1965-1995 30yo 53.8% Alte Tabakstube(Germany)
評価点:74点(=16+15+15+15+16)
○香り:過熟したフルーツの皮、バニラ、ワックス
○味わい:渋味と甘味がひろがり、やがてドライに変化、時間を置けばもっと変化する気もするが最初の口当たりは苦手な部類。
3番目のADELPHIの強烈なシェリー樽に当てられて、4番、5番のコメントが雑になってしまったかも。
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