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★Scot蒸留所巡り HIGHLAND-PARK 編

ORKNEY島へ無事到着しました。ORKNEY島の第一印象は「どこまでも平ら」。
ISLAY島に比べ高い山も少なく、どこまでも平地が続きます。

天気は荒れ模様。横風が強いが、雨はほとんど降っていない。
天気予報では午後からは雨交じりの暴風のようです。

STONEの見学が心配ですが、まずはORKNEY島の中心部カークウォール(Kirkwall)へ
向かう事にします。中心部から郊外の高台に向かって車を向かわせます。

今では住宅地になっているこの辺りも、昔はのんびりした丘だったはず。
HIGHLAND-PARK蒸留所は、そんな平らな島の高台にあります。

フェリー到着が10:20。ゆっくり走っても30分ほどで蒸留所へ到着します。
丁度11時からのツアーに間に合いますね。

ツアー料金4ポンド。Pot-Stillのみ屋外から撮影。それ以外は自由撮影。
ウェアハウスはガラス越しの見学になります。

見学のポイントはフロアモルティングの様子です。

高台の斜面に沿って蒸留所が存在します。まさにハイランドです。

ウェアハウスも斜面に沿って建てられているため、一部は舗装路の下になります。

歴史を感じる石造りのウェアハウス。まさに威風堂々とした趣です。

まさかこの門をくぐる事になるとは想像もしていませんでした。
最北の地にある蒸留所Higkland-Parkのエントランスを飾る素敵な門とロゴ。

蒸留所は保管しているアルコールにより外壁や建物が黒くすすけ、暗くなりがちなもの。
ちょっと汚くすら感じてしまいます。

Highland-park蒸留所では、ゲストハウス周辺に花などを植える等して、
柔らかな演出を心がけています。

ゲストハウスはリニュアルされたばかりでとても美しい。

スコットランドの蒸留所は観光施設に認定されているため、
レセプションルームがとてもきれいです。

内部は外観の煤けた様子とは全く違うので、そのギャップに驚かされます。

ゲストハウスで売られていた珍しいもの。蒸留したばかりのNEW-MAKE-SPIRIT。
蒸留所ならではのお土産です。しかも安い。

さてツアーの開始です。最初はフロアモルティングの部屋へ。
奥にずっと長い部屋で、全面にbarleyが広げられています。

barleyをまさに乾燥中。この時間はピート焚きは行っておらず、全て石炭のみでした。
全ての時間でピートを焚いて燻している訳ではありません。

続いてMash-TunとWash-Backを見学。
但しツアーのコース近くにWash-Backが無いため、遠くからの見学となります。

Wash-Backの中も見ることは出来ません。Wash-Backは木製でした。

続いてPot-Stillの見学。まずは建物の外から撮影タイム。

スチルハウスの中に入っての撮影は許可されませんでした。
カメラがショートの原因となり爆発するから、、、と言うのが主な理由です

最後はウェアハウスへ向かいます。
ウェアハウスの一部がビジターに解放されていて、一部がガラス加工されています。

入り口部分に様々な樽素材が置かれていました。
左側には加工前の天板部分が井桁状に高く詰まれています。

見学者はガラス越しにウェアハウス内を見学します。
驚くほどヒンヤリしていますが、香りはほとんど有りません。残念。

Highland-Parkの骨格となるシェリー樽がたくさん貯蔵されていました。

再びビジターセンターに戻ってオフィシャル10年の試飲で終わりです。
ハイランドの地で熟成されたおいしいモルトでした。さあ、次へ移動です。

SCAPA蒸留所はHighland-Park蒸留所の近くにあります。

見学をしたいところですが、見学者の受入を行っていません。
見学するための人脈も手段も無く、外側からの見学だけです。

SCAPAはシーバスグループ。日本ではサントリーが正規輸入代理店になっています。
実に塩っぽいモルトで個人的に好きなジャンルです。

ウェアハウスは明るい石造で赤がシンボルカラーになっています。

奥の方に事務所が有りました。いつかは中に入って施設を見学したいです。

SCAPA蒸留所は、見学と言うより覗き見程度で終わってしまいました。
粛々と次の取組みに移行です。

わざわざISLAY島から450kmも走行して北の地ORKNEY島まで来た理由。
第一の目的Highland-Park蒸留所見学の次は、STONEです。

#2010 夏 Scot return

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