先日,名古屋の伏見のバーでいただきました
左が1982-2009 53.9%
右が1982-2010 55.1%
2週にわたって,この飲み比べをしました
左は2月初旬にまずいただき,そのときから美味しい!と思っていましたが,やっぱり美味しい
香りは,黄桃,あんず,マジパン,キャラメル,ほんの少しレモン様のシトラス。
しばらくして華やかさが消え,上質のモルトの香り。みかんの皮も。
味は,濃厚なキャンディドロップ,玉子ポーロのようでもあり,ややオイリーな感じも。
甘みにふくよかさがある。
加水すると,すご~~~~くいい
濃厚な部分が少しそぎ落とされ,とてもスマートな感じに♪
とにかく,こちらは香りも味も,黄~オレンジの暖色系のイメージ。
曲線,円,球といった柔らかさ。
右は今回初めていただきました。
香りは,洗練されたあっさりした甘さ。マスカットのようなさっぱり感。
味は,バターあめ,塩キャラメル,香りからうける印象より濃厚に感じ,
少しずつオイリーな感じ,キャンディドロップも出てくる。
でも,こちらは,左と対象的に,水色~ブルーの寒色系のイメージ。
直線的な鋭さとまでは言わなくとも,左と比べると鋭角的な感じはする。
味が全く違うかと言えばそうでもないのですが,
受ける印象が対照的!
もしかしたら,右は,まだ香りも味も開いてないから?
と思ったので2週続けてトライしましたが,あまり印象は変わらず,でした。
どちらもとっても美味しいそして,大好きですが,
個人的な好みは,暖かいイメージの左です
「私は左が好きだけど,オーナーは?」
と聞くと,「難しいねえ~~~~。左の方がクライヌリッシュらしいと思うけどね・・・」
ということは,意見が分かれたんですね,きっと(笑)。
その後,Dufftown 1979 29年The Malt Tribuneをいただいたのですが,
こちらはこちらで超ご満悦
ダフタウンの香りは,白桃,メロン,梨といった,あっさりした上質の甘み。
濃厚な感じではない。
しかし,これに完全に悩殺され,ノックアウト。エクスタシーを感じました
味はマスカット様のフルーツ。
クライヌリッシュのような華やかさはありませんが,
永遠に続く幸せを感じる。
クライヌリッシュが燃える「恋」だとすれば,
ダフタウンは穏やかな「愛」。
最後の1杯は,穏やかな「愛」がよいかも・・・
#Clynelish