ニッカが満を持して出してきました。竹鶴ハイボールです。ニッカさん、凄いやる気ですねぇ。プレミアム感もバリバリ出てますね。サントリーのトリス戦略とは全く対照的なマーケティング。なにせ1缶298円!プレミアムモルツやエビスどころか、ドラフトギネス並の値付け方。しかもコンビニ限定ときた。スーパーや量販店での値崩れ防止ってところでしょうか。航空業界でいうと、国内線のアッパークラスを「クラスJ」として身近にしたJALと「プレミアムクラス」としてさらなる付加価値をつけたANAみたいな感じでしょうか。ライバル同士の逆張り戦略ってゾクゾクしますよね。どっちが勝つんだ?みたいな。まぁ航空業界はクラスJの方が「あ~あ・・・」な結果になってしまいましたが。。。
話を戻しましょう。早速というか、ウスケバ的にはちょっと遅ればせながら飲んでみました。
プシュ!とプルトップを捻ったとたん、ぷ~んと樽香が。うはぁ・・・すげぇや!本物だよ!(←ニッカに失礼か?)全くのウィスキーハイボール。なんていうか、家にあるウィスキーを単に炭酸で割ったあのハイボールの味がします。もう正真正銘のウィスキーの炭酸割り。ウィスキー飲みとしてはふつーにうまい。やっぱりニッカはいいもの作りますね。マーケティングが下手なだけでw。っていうかサントリーのマーケティングがうますぎると言った方が正しいのか。。。
さらにいうと、実は飲み比べようと思って3本買ってきたんです・・・でも、最初に竹鶴ハイボールを飲んでしまったからもう大変!他の2つが甘ったるくてしょうがない。この竹鶴ハイボールを飲む前までは、角ハイボール缶は凄く良くできてるなと思っていたものです。9月の社員旅行で仙台に言行った時なんかは、先輩と2人で東北新幹線の車内販売の角ハイボールを全て飲み干して、売り子さんに「もうありません!」と半ギレされたほど飲んだんですけどねぇ。竹鶴ハイボールを飲んでしまった今となっては、甘ったるくてしょうがない。。。缶の角ハイってこんなに甘かったっけ?
ブラックニッカクリアハイボールに至っては、もはやハイボールではない!クリアハイボールという別ジャンルの飲み物と言っていいほど酷い味。本当に竹鶴ハイボールを作ったメーカなのかと疑ってしまう。原材料に食物繊維、香料、カラメル色素って・・・ニッカの開発さん、竹鶴翁が生きてたら多分ゲンコツくらってますよ。。。それくらい酷い味。
っていうか、ニッカは最初から自信もってこの竹鶴ハイボールで行ってりゃよかったんですよ。だってこんなにうまいんですから。ウィスキーのハイボールはウナギの蒲焼きと同じ。一発目の香りだと思います。それがこの竹鶴ハイボールの最大の武器だと思います。ただ、このご時世に298円はちょっとねぇ。。。5杯飲んだら竹鶴12年が1本買えてしまう値段ですからねぇ。もし、これを200円で売り出せばハイボール市場がひっくり返るかもしれない。この竹鶴ハイボールにはそれくらいの可能性があると思います。ニッカさん、いいもの作ってるんだから頑張って!
#whisky and whiskey