長野市に鮨仁という、なかなか旨いすし屋があります。
その鮨仁の2代目は僕の同級生で、
それをいいことに昨夜は同年代の野郎どもが集まり、酒持込みで飲んでました。
今回用意した日本酒はこれ、ワイン通であれば知らない人はいない、
地元、小布施ワイナリーがリリースしている少量生産の限定品2本です。
なるほど。日本酒っぽくないいでたちでしょ?
奥の『 J 』は僅かに炭酸ガスが残り、香りの華やかさと
爽やかな余韻を楽しめ、前菜全般といい感じでした。
小布施ワイナリーが作っていることを
改めて感じさせてくれるかもしれません。
手前の『 J1 』は、穏やかな香りながら、
滑らかで、まったりとした口当たりとほどよい重量感で
煮物などに合うタイプでした。
温度を変えて、じっくりと付き合いたい一本です。
原料米はどちらも長野県産の美山錦ですが、酵母の違いにより
酒質も異なり、当然、使いどころはそれぞれ大きく変わっています。
ウィスキーの場合はどうなんだろう?
ブリュワーズ・イースト、ディスティラリー・イースト。
何か良いサンプルがあれば、ぜひ、試してみたいですね。
ウィスキーは、今回のあてが蛍烏賊の刺身、さくら鯛のしゃぶしゃぶといった
優しい味わいのものが既に決まっていたので、
香り立ちがよく、適度に甘みがある宮城峡を選択。
日本の春を味わいに感じさせる一本じゃないでしょうか?
氷との相性も良いし、すし屋というシチュエーションでも扱いやすいですよね。
ウィスキーをほとんど飲まない友人にも好評で、僕もちょっと、得意になる。
宮城峡蒸留所限定の15年も持っていきましたが、こちらが蛇足でした。
価格を超えた味わいにニッカの良心とプライドを垣間見ます。
既に発売していた同シリーズの余市が良かったので、きっと宮城峡もやるだろうと
大方のウィスキー党は思ってたのではないでしょうか?
僕もウイスキーマガジンライヴで感服し、使う機会を窺っていました。
こうしたウィスキーが増えることで、ウィスキーを味わって飲む人が増えればいいですね。