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超長期熟成(ビール)

今年は大手のビールメーカーが頑張っています。
ビールに本腰を入れている、そんな姿勢が窺えます。

記事が更新されない間にも、
キリンの一番搾りが麦芽100%にシフトしましたし、
最近はアサヒのザ・マスター、ヱビスの超長期熟成と立て続けにビールの新作がリリースされています。

ヱビス超長期熟成特に一番搾りのリニューアルには気合を感じました。

ただ麦芽100%だからというのではなく、リニューアルされる前の一番搾りと飲み比べても、確実に美味い。
だからこそ、説得力があります。
かつてのラガーで犯した類の失敗は二度としない、そんな思いも感じます。

メーカーの姿勢を強く打ち出した、いろいろな意味で価値ある一石でした。

一番搾りに触発されたのか、アサヒのザ・マスターはプレミアムではなく、定番価格で麦芽100%ビールとしてリリースされました。
ドイツのビール純粋令を引き合いに出しながら、ピルスナーを強調しています。

正直なところ、そんなにドイツを強調する必要はない気がします(ドイツっぽくもないですし)。
ドイツっぽいピルスナーがそのまま市場に受け入れられるかを考えると、無難な収め方のように感じました。
思いは様々あるのですが、ひとつ言えるのは、一番搾りには実績がありますから、
スーパードライを擁しながらも定番が育たないといわれるアサヒさんには、
一番搾りに対抗し得る定番ビールを長い目で育てて欲しいと思いました。

でなきゃつまらんしw

プレミアムビールにも動きがありました。
ヱビスの超長期熟成は限定醸造ですが、目下、プレミアムモルツの対抗馬となり得るのはこれくらいじゃないかなぁと思わせる秀逸な出来栄え(kiyo10主観)でした。
プレミアムモルツと住み分けも出来ますし、当面の定番ビールのひとつとしてまとめ買いしたいくらいです。
一方では、麦芽100%の主戦場が定番価格に移行しつつあり、今のノーマルヱビスでは、もうプレミアム市場で戦えない気がしちゃうのは僕だけですか?

良いビールが一つ成功すれば、それに追随するビールができるということで、
大手ビールの更なる商品展開とビール市場の活性化に期待をしてしまいます。

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