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【L】 LONGMORN / ロングモーン

スペイサイド地区L

【L】 LONGMORN / ロングモーン

●ウェブ・サイト・・・・なし CHIVAS REGAL http://www.chivas.com/
●所在地・・・・・・・・Elgin, Morayshire
●創立・・・・・・・・・1894年
●所有者・・・・・・・・Chivas Brothers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基 ステンレス×5基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ミルビュイズの泉
●ブレンド銘柄

クィーン・アン
サムシング・スペシャル
シーバス・リーガル
100パイパーズ
パスポート
シンジケート 58/6

*上記パスポートまではシーグラム系ブレンデッド・ウイスキーだが、シンジケートにはシーグラム系モルト・ウイスキーがふんだんに使用されていることは明らかだ。

【ティスティング No.49】

7.35(ロングモーン) 38年熟成 1968-2006 49.8% S・M・W・S

【色】
オールド・オーク。焼き栗の外皮(チャート1.8~1.9)

【香り】
正に超長熟アモンティラード。カラメル、バニラ、ナッツ、デメララ・ラム、ケーキのスポンジ。ん、最高!!

【味、フィニッシュ】
申し分なくボディは厚いがパワフル過ぎない。カラメルやクリーム、チョコレート、ナッツ、スパイス類とタンニン。非常に複雑でありながらバランスも割合良い。永久に続くかの如きアフター・フレイバー。

【総評】
現在、丁度半分辺りですが、開栓直後より間違い無く良くなっていると思う。

ダーク系シェリー物で30年をオーバーすると、バランスが悪い物が多いと思うのですが、今回のロングモーンは開栓直後「ん~、もう1つ・・。」と、思ったものの、今回味わってみると、欠点のほとんどが解消されたように感じた。

通常は「開けたら早く飲んだ方が良い」なんて思っているのでしょうが、多くの蒸留酒は開栓後から良くなって行くパターンも多々あるので、早く飲むことが良いとは一概には言えないのだ!

長熟ロングモーンらしい非常に複雑な香りや味わいは、モルト・ジャンキーならずとも、一度は経験すべき最高ランクのウイスキーの1つだと思う。

そう言えば、オフィシャルの15年物が終売とのことでジリジリと価格が上がってるようですが、真相をご存知な方は居ますでしょうか?なにせ無くなると「飲みた~い!」って方が増えるので・・(笑)。

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#スペイサイド

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