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【M】 MILLBURN / ミルバーン

ハイランド地区M

【M】 MILLBURN / ミルバーン

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Inverness, Inverness-shire
●創立・・・・・・・・・1807年(諸説あるらしい)
●閉鎖・・・・・・・・・1985年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・?×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・ダンテルケイグ湖
●ブレンド銘柄

マックリー・ダフ

*「MacLeay Duff」というブレンデッド・ウイスキーはディアジオ社にて生産されているみたいだが、閉鎖年からすると現在はブレンドされてないだろう。かつてはミルバーン蒸留所ありきな銘柄だけに尚更寂しい気がする。

1937年から1985年の閉鎖までDCLやSMDがオーナーとして名を連ねているので、それらを前身とする「Diageo Moet Hennessy」をオーナーとした。

1985年以降は一切の蒸留を行っておらず、1989年にはレストラン・チェーン「Beefeaters Restaurant」へ売却された。ちなみに、ジンの銘柄とは何の関係もありません。

【ティスティング No.106】

ミルバーン 1971-19?? 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Connoisseurs Choice (多分1991~3年位のボトリング)

【色】
濃いゴールド~銅色。(チャート0.9~1.0)

【香り】
麦芽、カラメル、安価なラム、ナッツと除光液。カラメルのヒネが前面に出ているので細かくは分かり辛い。

【味、フィニッシュ】
およそドライなイメージだが、バニラ、タンニン、ピートのバランスが絶妙。良い感じに伸びてくる苦さと程よいフェノール感。中程度の長さのアフターに現れる僅かな南国フルーツも好感が持てる。

【総評】
改訂前の大全には女性向きだとかダンボールとかバランスがいま1つとか書いてあったが、中々どうして、面白い美味しさが有るじゃないですか!!もちろん瓶内での期間があるので完全否定まではしませんが、そこまで変わるとはとても思えないので、土屋氏にはもう一度テイスティングして貰いたいですね~!!

私が思うにこのボトルは、絶対男性向きで、ダンボールは無くはないが極僅かで、バランスは良いと思います(否定してるか・・笑)。残念なことに香りに強くヒネが出ているので、ファースト・コンタクト時は余り良いイメージは湧きませんが、味わった瞬間からそんなことはどうでも良くなり、多少慣れて来た時には、オールド・ボトル特有の枯れた感じと、ピート&南国フルーツが炸裂し始めます。ハッキリ言ってメチャ美味い!!大きな声で叫びたい!!(笑)

現在のボトルはレア・モルト・セレクションが極僅かと、ボトラー数社のみが国内流通している。これは海外の著名なショップでも同様なので、原酒自体の少なさを物語っているように察する。

これまで色々とテイスティングし調べて来たが、1983年閉鎖組は割りと流通があるのに、なぜか1985年閉鎖組はとても数が少ない。人気の度合いか偶然か??ん~不思議だ!?

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