MENU

【M】 MACDUFF / マクダフ

ハイランド地区M

【M】 MACDUFF / マクダフ

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Banff, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1962年
●所有者・・・・・・・・William Lawson Distillers Ltd (Bacardi Ltd.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×9基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ジュリー川
●ブレンド銘柄

ウイリアム・ローソンズ

*1998年のデュワーズ系より早い1992年にバカルディ社に買収された蒸留所。現在ウイリアム・ローソンズは日本への輸入は無いみたいだが、ホーム・ページ(http://www.borninteractive.com/cybermixes/william/mnright.htm)らしきものは残っているので製造はしているのだろう。

ブレンデッド・ウイスキー原酒確保の為に1972年にウイリアム・ローソン社が買収し、現在は親会社としてバカルディ社の存在はあるが、今もこの関係は続いている。

【ティスティング No.105】

マクダフ 17年熟成 1978-1996 46% ウィルソン・アンド・モーガン詰め
Sherry Wood

【色】
深いゴールド。(チャート0.8~0.9)

【香り】
藁がやや強く、シェリーのカラメル臭と混じり合う。分解すると、草、カラメル、バニラ、リンゴ、ナッツ。おおむねナッツの香ばしさとラムネっぽいニュアンスの香り。

【味、フィニッシュ】
カラメルでは無く蜂蜜が強い。やがてバニラとタンニンがバランスし、シェリーが影響する酸と共にフィニッシュする。アフターは長く心地が良い。

【総評】
途出した個性は無いものの、これ以上無いという絶妙なバランスで成り立っているとても美味しいウイスキーとは言えるが、これだけバランスが良いと逆に印象に残らないかも知れない。

また、シェリー・ウッドとうたってはいるがコテコテでは無いので、その辺りを期待すると少し肩透かしかな~?

マクダフはグレン・デヴェロンとしてオフィシャル・リリースされていることは皆さんご存知だろうと思います。現在まで、ノン・エイジ、5年、8年、10年、12年と、度数が違ったり、ヴィンテージがついたりしたものがリリースされて来ており、割と安価なので買い求めやすいが、残念ながらトキメクような物は感じないので、私の店ではラインナップしたことは1度もありません。お客様が「どうしても飲みたい!」と仰るならまだしも、やはりマイナーな銘柄な為かそういったことも無く現在に至ってる次第です。

そういった経緯があるのでオールド・ボトルの類にも触手が動かず、飲んだことも数限られますが、最近のボトラー系では良い物が目白押しみたいで、現在「ムムッ!」とか思って物色中の蒸留所でもあります。

ダンカン・テイラーの他に、何か「コレ!」って言うアドバイスがあれば是非お聞きしたいので、宜しければ皆さんのご意見をお願い致します。

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

#ハイランド

この記事を書いた人