ハイランド地区G
【G】 GLEN MHOR / グレン・モール
●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Inverness, Inverness-shire
●創立・・・・・・・・・1892年
●閉鎖・・・・・・・・・1983年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・?×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・ネス湖の水
●ブレンド銘柄
マッキンレーズ
*1892年にマッキンレー社により創立された蒸留所なので、当然閉鎖以降もブレンドされていたと思うが、閉鎖より20年以上の月日が経った現在では、ブレンドはもう無いと見るしかないでしょう。
ちなみに、このマッキンレーズはアイル・オブ・ジュラと同じシェイプのボトルを使用している。過去、今回のグレン・モールも、このボトルのオフィシャルが存在したのだ!
最後のオーナーは1972年~83年のDCL。よって所有者は「Diageo Moet Hennessy」とした。
【ティスティング No.96】
グレン・モール 12年熟成 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Gordon and Macphail Original Label, 90”s Rotation
【色】
琥珀色。(チャート0.7~)
【香り】
カラメル、バニラ、麹、少々漬物、ほのかだがある種のフルーツも感じる。少し硬いイメージ(ピート?)。
【味、フィニッシュ】
蜂蜜、バニラ、藁、薄っすらタンニン。スムースな飲み心地で、ジンジャーの辛味からバニラへ移行、やがて点で現れる苦味と共にフィニッシュ。余韻は熟成年数相応だと思う。
【総評】
12年熟成にしては良い出来。おおむねスイートなウイスキーで特筆するような特徴も強く出てはいないが、現在、1983年閉鎖蒸留所としては異例のショート・エイジと言えるかと思う。
しかし、上記のような酒質なので恐らく長熟向きだと思われる。よって、現在リリースされている物にはきっと素晴らしいものも存在しているのではないでしょうか?
レア・モルト・セレクションを筆頭に、前オーナー所有時期の60年代からDCL所有時期のものが、各ボトラーより多種多彩にリリースされています。
意外とリーズナブルなので今のうちに60年代をゲットしたい所ですが、人気薄な蒸留所なのでバック・バーの飾りになりそうなのは否めませんな~(笑)。
#ハイランド