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【G】 GLENDRONACH / グレンドロナック

ハイランド地区G

【G】 GLENDRONACH / グレンドロナック

●ウェブ・サイト・・・・http://www.theglendronach.com/
●所在地・・・・・・・・Forgue, Aberdeenshire
●創立・・・・・・・・・1826年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・蒸留所東の泉と敷地内の井戸水
●ブレンド銘柄

バランタイン
ティーチャーズ

*1960年、ティーチャーズ社によって買収された蒸留所ゆえ当然ティーチャーズとは縁が深いし、現在もメイン・モルトの1つである。バランタインに関してはこれと言った歴史背景も無さそうなので、同系列と言う事からの原酒の確保や使いやすさが要因ではないかと思われます。

【ティスティング No.90】

グレンドロナック・オリジナル 12年熟成 43% 蒸留所詰め
90”s Rotation

【色】
透明感のある琥珀色。(チャート0.7~0.8)

【香り】
少しアルコールの刺激があり、バニラ、ボンド、麦芽、ローストしたナッツ類。薄っすらと漬物香。

【味、フィニッシュ】
最初はドライな口当たり。ジンジャーとビスケット。スパイスとクリーミーさ、そして香ばしいナッツ類。アフターは長く、バニラと柔らかいタンニンからヒリヒリとしたジンジャーへたどり着く。

【総評】
少し飲み進めると最初のドライさが無くなり良好な麦芽の甘さがトップから感じるが、ほんの僅か、添加したカラメルのニュアンスを感じ始める。私的にはマイナス・ポイントだが、とりあえずコテコテでは無いので、これ位なら許容範囲といった所かな。

今回のグレンドロナック旧オリジナルは、大全によるとプレーン・オーク樽(再々使用の樽)とのことだが、色合いはまるでリフィル・シェリーの20年熟成以上の色合い。当然カラメル色素添加は間違い無いだろう。

しかし、少し野暮ったい香りがするものの、味わいはほぼナチュラルな雰囲気で嫌な味は余り出ていないので、オールド・ボトル入門編として飲むのには適しているかも知れません。

現行のオリジナルは飲んで無いので比較しようが無いが、一時期前のシェリー物の類は、オフィシャルながら割りと使勝手の良い、味わいにしても優れた表現をしていたと思う。

また、ボトラー関係は多種多様にリリースされているので、比較するにも持ってこいの蒸留所と言えるでしょうね。

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