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【B】 BRORA / ブローラ

ハイランド地区B

【B】 BRORA / ブローラ

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Brora, Sutherland
●創立・・・・・・・・・1819年
●閉鎖・・・・・・・・・1983年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・クラインミルトン川
●ブレンド銘柄

ジョニー・ウォーカー

*何時までブレンドされていたのか定かでは無いが、17、8年前はG&Mのコニサーズ・チョイス位しか見かけた記憶が無いので、ブローラのほとんどはブレンドされていたはず。

上記のデータでは創立1819年としているが、実際ブローラという名前で作り始めたのは1969年。これは1967年に新しくクライヌリッシュ蒸留所が建設されたことを期に、旧クライヌリッシュ蒸留所をブローラと改めた為。

【ティスティング No.74】

ブローラ 22年熟成 1972年蒸留 58.7% 蒸留所詰め
RARE MALT SELECTION, 90”s Rotation

【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)

【香り】
ピートの煙、焦がした木材、バニラ、蜂蜜。大半がピート香だが奥に花も感じる。

【味、フィニッシュ】
パワフルなピート・フレーバー。バニラ、草、蜂蜜、焦げた苦さ。華やかさを秘めていると思うが、ピートとタンニンによってかき消されている気がする。フィニッシュに向かいスパイシーな部分と苦味が浮いてくる。アフターは長くず~っと薬品。

【総評】
私事だが、最初のブローラの印象がこれだった為、これ以降リリースされたもの全般にある種の「ヌルさ」を感じてしまうようになった1本。今でこそピート・フレーバーをうたっているモルトは沢山あるが当時は相当驚かされたものだ!!

全般的にピートが支配的で一瞬アイラ産だと思うが、そのどれとも違う感覚がある。見方によっては複雑とも単純とも言えるピート一辺倒な味わいだが、「これでこそブローラ(クライヌリッシュ)!」っていう旨みが詰まっていて、満足度は高く、現在リリースされている多くのブローラには無い土性骨を感じてしまう。

しかし、最近この手のブローラにはお目にかかって無いが、そのどれもがバランスが良く美味しいとは思う。在庫もそろそろヤバ目らしいのでここ所価格はウナギ登り。焦って購入する必要はまだかも知れないが、安いうちに1、2本は買っといた方が良いでしょうね。

*来週はリクエストのジャパニーズ特集をやろうと思ってます。お盆ということもあり、仕事次第ではありますが、出来るだけ毎日頑張ります!!

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