スペイサイド地区K
【K】 KININVIE / キニンヴィ
●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Dufftown, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1990年
●所有者・・・・・・・・William Grant & Sons Ltd
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×9基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×6基
●仕込み水・・・・・・・ロビー・デューの泉
●ブレンド銘柄
グランツ
クラン・マクレガー など
*グレンフィディックと同じく、上記ブレンデッドはウイリアム・グラント&サンズ社の銘柄。キニンヴィはシングル・モルトとしては販売された形跡が全く無いので、ほんとんどが自社ブレンド、もしくはブレンデッド・モルト(ヴァッテッド・モルト)のモンキー・ショルダーなどに使用されていると考えるしか無い。
【ティスティング No.46】
オルドニー / ALDUNIE(KININVIE 99% BALVENIE 1%)1992-2001 59.6% スコマ詰め
GLENSCOMA for Germany, Limburg Whisky Fair
【色】
緑っぽい淡いイエロー。(チャート0.05~0.1)
【香り】
乳酸飲料、オレンジの皮、ミルキーな感じのニューポット。
【味、フィニッシュ】
濃いバニラや蜂蜜の甘さが支配的。ドライという言葉が適切かどうか悩む位甘い。飲むタイミングによるが、ホワイト・キュラソー(コアントローなど)が脳裏に浮かぶ。フィニッシュに藁と極わずかに苦味。
【総評】
今回のテイスティングは99%キニンヴィのオルドニー。キニンヴィって表示させてたので驚いた人も居るかも知れませんね。「まさか!?」と、期待した人ゴメンなさい!!
グレンフィディック、バルヴィニーと、ボトラーからリリースされることが少ないウイリアム・グラント&サンズの中でも今回のオルドニーはまず見かけることが無い銘柄。
グレンフィディックとバルヴィニーの中間位の味わいを意図として作られていると言うが、実際の味わいは、そのどれとも似てない性格を持っているように思える。
当然シングル・カスクなので固体差はあると思うが、今回のボトルに限ってはローランド・モルトのブラッドノックに近い印象を感じ、初めて飲んだ時は「ぅおぉ~!」と、唸ってしまった(笑)。
とても個性的で、色からは想像出来ない甘さは特筆!濃厚な甘さとオレンジがかったフレーバーは正にホワイト・キュラソー・リキュール。ベーシックなウイスキーを少し味わった後で飲めばきっと驚きます。度数が高いので、慣れて無い人は水を2匙ほど加えると素性が良く分かるだろうと思う。
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