スペイサイド地区G
【G】 GLENTAUCHERS / グレントファース
●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Mulben, Keith, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1898年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・丘の上の泉(Dam fed by Rosarie Burn)
●ブレンド銘柄
ブラック&ホワイト
ロイヤル・ハウス・ホールド
バランタイン など
*ジェームズ・ブキャナンにて建設された蒸留所。よって、ブキャナン系ブレンデッドのブラック&ホワイトやロイヤル・ハウス・ホールドとの関係が深い。また、現在輸入されているブキャナンズにもブレンドされているはずだ。
前オーナーはUDVで、不況などを原因に1985年にモスボールになったが、1989年、現オーナーによって操業が再開された。
【ティスティング No.43】
グレントファース 1979-1993 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Gordon and Macphail Original Label
【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)
【香り】
バニラの甘さ、ワックス、房付きレーズンの枝、カラメルと少し酸。次元は高くないが十分練れた香りだ。
【味、フィニッシュ】
ナッツ、バニラ、タンニンのバランスが良い。スムースな飲み口。長さはそこそこだが嫌味が全く無い。
【総評】
このグレントファースは非常に心地の良いバランス感覚を持っている。ウイスキーに余り親しみの無い方へもお勧めしやすいと思う。
モルト・ウイスキー大全に同じボトルがテイスティングしてあり、レーズン、アンズ、バナナなどの文字が並んでいるが、さほどフルーティなモルトとは思わないし、パワフルともスパイシーとも感じなかった。
もちろん飲んだ時期やタイミングも大きく作用するかと思うので余り言及はしませんが、本はあくまでも目安であって、やはり自分の鼻や舌で判断することが大切だろうとつくづく思います。
とは言え、情報には結構振り回されるもんですけどね~!(笑)
ちなみに、大全が出版される前は「グレンタウチャーズ」って読んでた人多いですよね!!
#スペイサイド